時々、私は自分の家族をとても未知なる存在に感じることがあ理ます。
息子の触るものは、すぐに壊れるので、大切なものは手に届かないところに置き、部屋もたまに入って掃除したり、カーペットを覆うように全て別の安いカーペットを上に敷いています。
それでも、タンスがカビが生えたり、扇風機がバラバラになっていたりする息子の部屋。
ケンブリッジに暮らし始めて、自転車を2回盗まれ、今2だい目を壊したところ。
さっさと自転車屋さんに持っていってなおせばいいのに、放置しているので、やむなく普段は電車と徒歩の生活を送っているのだけれど、先日、アルバイトに遅れそうになったので私の自転車を貸してあげたんです。
それで、今朝、ヨガに行くのに自転車を出そうとしたら、ムォーッと重い車輪。
見たら、ペッタンコの後輪!
空気が少ないというレベルの車輪の重さじゃないので、すぐにヨガのクラスはキャンセルにして
タイヤとチューブを点検。
チューブに長い亀裂が入っていただけではなく、タイヤのダメージもあったので、寝ている息子を起こして文句をいうと、まさかの逆ギレ!
『知らないよ!俺じゃないよ!なんでそんなことになったんだよ!」
というので、私もさすがに怒りました。
どんな言葉を言ったのかは、控えますが、明らかに自分の立場が優位で自分の言っていることが100%正しいと自信があるときというのは、まるで自分が遠山の金さんにでもなったかのように 清々しく怒れるものですね。
それで、そのタイヤとチューブのサイズがある近隣の店をインターネットで探していたら、夫からテキストが、、、、、、。
「具合が悪いから、帰る」
確かに、ここ数日、喉が痛いとは言っていたけれど、早朝から深夜まで新しいゲームにハマっていた夫。
仕事から帰ってくるほどの風邪というわけでもなかったのですが、鼻詰まりで、時々咳をするので職場の人たちが帰った方がいい。と言ったようです。
特にすごく具合が悪そうでもなかったのですが、薬局で、一応コロナのテストを買ってきました。
結果。陰性。
「あー。具合悪いっ」
「あー。風邪ひいたっ」
としょっちゅう、言う夫。
でも、リビングでゲームに夢中になっている間は全く文句なし。
そして、途中、トイレに行くとかキッチンにくるとまた「味覚があってよかった」
とか言って、同情をひこうとしている。波があるんだよね。具合が悪い時といい時とか言っています。確かに、はたから見てもわかるんです。
もわーっとして、ぼんやりして、つまっている感じの時と、普通にスッキリしている時が順番にやってきている感じ。
主に、ゲーム時→平熱。ご飯の支度をしている私に付き合っている時→熱。アイスクリームをベイリーズに浸して食べている時→平熱。
さっき、ちょっとおでこ触ってみて。と、少しウルウルした目で言うので、触ったら、なんだか、ひんやりしていました。
多分、普段、すごく元気で丈夫な彼は本当に具合が悪いのだと思うのですが、なんかどうも同情しきれない私。
夫は別として、家族って、自分の血が流れているわけだし、普通の人よりも理解できるはず。とか思うのですが、どうも、自分の子供たちに至っては、こんな不思議な人にあったことないと思うことがよくあります。
それも、自分の夫が、ものすごく自分とは違うタイプだからなのだろうかと、たまに思います。
まあ、それだからこそ一緒に生活していて、面白いのかもしれませんが、家族とは一番近くの未知なる存在だなあと思う1月3日でした。