イギリスのクリスマスとボクシングデー | ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

2019年からのイギリス・ケンブリッジ生活を機にブログを始めました。2023年春からは、アメリカのサンディエゴに暮らしています。

イギリスに暮らし初めて4年目。

夫はアメリカ人だし、イギリス人の親しい友人がいるわけでもないのだけれど

なんとなく、イギリスの生活が馴染んできたように感じます。

 

ブログを通して、イギリス、あるいはスコットランド在住の方達の生活や食べ物、ロイヤルファミリーへの視点、季節の行事について読ませていただいているせいもあると思います。

 

クリスマスの朝は、家族でプレゼント交換をして、料理開始。次女が今年はターキー担当。

私はサラダのために、ザクロをバラしたり、キャラメルナッツを作ったり、、、、、、。

後は、アップルパイやマッシュポテトの用意。夫はハム担当。

 

娘のターキーは、林檎、人参、ハーブをスタッフィングして、シリンジでバターとチキンブロス、ハーブ、蜂蜜を混ぜたものを肉に注入していくというもの。

とても柔らかくてジューシーなターキーが焼き上がりました

 

お隣さんの家には、昼ごろから親戚が続々とやってきて、犬までクリスマスセーターを着てやってきてとても賑やか。

お隣さんとは数日前に、クッキーやチョコレートをクリスマスカードと共に交換しました。

 

午後の3時には、キングチャールズのスピーチがあるというので、テレビの前に座ります。

クイーンのスピーチに、慣れている人々には、今年はなんとなく寂しく感じられたのではないでしょうか?

 

クリスマスの食事はこんな感じです。

 

 

ほうれん草のサラダ、グレイズドハム、ターキー、スタッフィング、クランベリーソース、パスタサラダ、マッシュドポテト。それにアップルパイ。

 

ミンスパイや、クリスマスプディングは、それほど好きではないので、買いませんでした。

イタリアのクリスマスケーキ、パネトーネやドイツのクリスマスのお菓子コンテッサなどはこの時期はいつも用意しています。

 

クリスマスはほとんど家にいて、テレビを観ていました。

昼は絵本をアニメーション化した The Boy, The Mole, The Fox and The Horseという番組を観たり、夜は グラス・オニオンというダニエルクレイグ主演のミステリー映画を観ながら、食べて、飲んで、暖炉の前で寝転がってテレビを観て、、、と、多分一年の中で一番のびのびとダラダラした時間を過ごしました。

 

 

さて、翌日はボクシング・デー。

昔、イギリスでは使用人などにクリスマスの残り物やプレゼントなどを箱に入れてあげて、休暇を取らせたことからボクシング・デーと呼ばれるようになったと言われ、イギリスでは休日です。

この時期に食料品店に、ボクシングデー・サンドイッチというのが期間限定で売られているのですが、中身はターキー、クランベリーソース、スタッフィングなどで、なかなか美味しい!

 

今年は、ボクシングデーの昼に、クリスマスの残り物を挟んだボクシングデー・サンドイッチを作り、たっぷりの紅茶と共にいただきました。

各自、セルフサービスですが、私のはトーストした白パンに、クランベリーソースを塗って、ターキー、ハム、ほうれん草をのせて、もう一枚のパンにはマヨネーズとマスタードを塗って、挟んで食べました。

家族は、そこにチーズを挟んだり、違うパンを使ったりして食べていました。

 

朝から、人々はメドウや川沿いの道を散歩したり、ボートに乗ったりしているのが居間から見えます。いつもは川の上の橋を通ってゆく電車はストライキのせいか、全然通りませんでした。

私たちも、午前中は川沿いに長い散歩に出かけ、サンドイッチをお昼に食べながら、4年前のクリスマスにオンエアされた The Tiger Who came to tea (おちゃのじかんにきたとら)という絵本のアニメーションを観ました。

この絵本は、なんだかノスタルジックで、ワクワクする大好きな絵本です。

 

 

嬉しい、クリスマスプレゼントをたくさん貰いましたが、娘が布巾に刺繍してくれたこのハミングバードがとっても綺麗で、何度も手にして眺めています。

自分でデザインをして、刺繍をするのが、最近の趣味なのだそう。

 

まだまだ、巷ではクリスマス気分が続きそうですが、日本人の私は、だんだんソワソワしてくる時期です。早く大掃除がしたくてウズウズ。オーブンだとか、バスルームだとか、徹底的に掃除して家中の空気を入れ替えて、さっぱりしたい!

とりあえず、クリスマスのご馳走を消化しなくっちゃ。数日、このボクシングデー・サンドイッチは続きそうです。