関西出身の友達が、お昼ご飯に招いてくれた。
繊細でセンスの良い彼女が、ご馳走してくれたのは押し寿司!
私は、江戸前の寿司も好きだけれど、関西のお寿司はさらに好きなので大感激。
押し寿司なんて、なかなかアメリカでもイギリスでも食べることが出来ない。
甘いふわふわの錦糸卵や、椎茸の煮たものと酢飯が最高に美味しかった。
もう一つはとろろ昆布に、ちりめん山椒、薄切りのきゅうりの上にはカリカリ梅の刻んだものが散らしてあった。
手作りのはりはり漬け。ほうれん草の胡麻和え。それにお味噌汁。
お味噌汁には、マッシュルームが入っていて、その切った大きさが、なめこくらいで
とっても美味しかった。
お味噌汁にマッシュルームを入れるって考えたことがなかったけれど、とてもよく合う。
そして、デザートは、手作りのマカロンとフィナンシェ。
マカロンにはレモンクリームが挟まっていて、もっちり、フワッとしていて、びっくりするほど美味しかった。
彼女は料理を今学校で習っているところなので、かなり本格的。
いろんな種類のパンを焼いたり、チョコレートも作ってしまったりする。
食前には、彼女の旦那さんが、庭で採れたライムの果汁を凍らせたものを入れたスパークリングウォーターを出してくれて、食後には、丁寧に淹れた日本茶を出してくれた。
家の中には、さりげなくそこここに花が活けてあり、庭は手入れが行き届いて植物がのびのびと葉を茂らせていた。
彼女が育てているゴーヤの、花の匂いを嗅いでみて。というので鼻を近づけてみると、想像していなかった甘い清楚な香りがして驚いた。
夫婦は、優しくて思いやりに溢れていて、2人でこの生活を愛しんで暮らしているというのが伝わってくるのだった。
家の前庭には、水が流れる池があり、涼やかな水音がしている。緑色の水にオレンジ色の金魚たちが綺麗。
高台にある家の庭にはプールがあり、ライムやアボカドの木があり、カリフォルニアの明るい陽光に溢れていて、とても静かだ。
池やバードバスには、毎日いろんな鳥がやってくるらしい。
丁寧に作られた食事をご馳走になり、丁寧な生活を見せてもらった、素敵な午後だった。