イギリスの夏といえば、ワイルドベリー摘み!
特にブラックベリーはそこら中に生えているから、歩きながらパクッと生垣のベリーを口に放り込んだり、公園や空き地にタッパーなどを持参してベリーを摘んでいる人をよく見かける。
日曜日の今日は、夫と2人で散歩がてらベリーを摘みに行くことにした。
イギリス人にはそれぞれにお気に入りの場所があると聞くけれど、私たちにも秘密の場所があるのだ。
ここのところまた旅をしていたので、久しぶりに川を見たら、水草が成長したせいか水が今までにないくらい澄んでいて、沢山の魚や稚魚がスイスイと泳いでいるのが見えた。
さて、毎年訪れるベリーの茂みに向かうと、先客が、、、。
とりあえず、牛のいる場所(沢山ベリーがある)を避けながら近くで摘み始めた。
熟れたブラックベリーが甘い香りをさせている。
夢中でベリーを摘んでいると、牛が近くにやってきて茂みのベリーを食べ始めた。
一粒、一粒、器用に食べている。
あれ?牛って、ベリー好きなんだ!
「甘くて美味しい?」と聞いてみた。
すると、牛は目を細めて、こちらを見た。
この牛たちも甘い野生のベリーを楽しんでいるのか。
高いところのをトングでとって、牛の目の高さのベリーは摘まないで牛たちにとっておいた。
それでも沢山のブラックベリーが摘めたので、明日はこのベリーを使ってジャムを作ろうと思う。牛とブラックベリーを分け合って食べた、ケンブリッジの夏の日だった。