どうしても食べたくなって、家で作っても、なんとなく満足のいかない料理というのがある。

巻き寿司(細巻き、太巻き)。天ぷら。そして、コロッケなどが私にとっては、そんなものにあたる。日本にいたら、そういうものピンからキリまであるものの、どこでも買えるのだけれど、ここではそうもいかないので作る。

でも、手間がかかる割に、それほど美味しく出来なくて、しかも食べるのはあっという間なので

もう作らない!といつも思うのだ。

 

でも、ここのところ、私はコロッケが美味しく作れるようになったと思う🤥

イギリスのジャガイモのおかげで、、、。

 

今までの経験だと、ジャガイモがなんとなく水っぽくなったり、味がぼんやりしたりしていた。

衣をつけてあげたりするのも面倒臭いなあと思っていた。

 

でも、ある日、イギリスのジャガイモをマッシュしていたときに、糖度が高くてねっとりとしていて腕が疲れる〜。イギリスのジャガイモって、、、あ!でも、これでコロッケを作ったら絶対に美味しいに違いない!と閃いた。

 

皮付きのポテトを茹でて、熱々のうちに潰し、しんなりするまでバターで炒めた玉ねぎ、細かく刻んで炒めたイギリスのベーコン(あるいは挽肉)、塩胡椒を加えて混ぜる。

形は、小さな俵型が、ちょうど全体にうまく火が通って形も崩れない。しかも少ない油でいっぺんに多くのコロッケをあげられるということに気がついた。

 

じゃがいもをスーパーで買うと、大体2キロの袋で二百円くらいだろうか。

これだけ安くて、とにかく美味しい。

私たちが米を買う感覚で、イギリス人はじゃがいもをキロ買いするのかなと思う。

 

イギリスのジャガイモの美味しさに目覚めてから、ジャガイモの消費が増えた我が家。

気づいたら、芽が、、、などということがないくらい、どんどん消費している。

 

それで、昨日もカレーコロッケを作った。15個は確実にあったと思うのだけれど、今朝お弁当を作ろうと思って冷蔵庫を見たら、なんと、1個しか残っていなかった。

昨夜、私たち3人が2個づつ食べたとして、残り9個。

早朝、夫がお弁当に詰めて持っていったとしても、なくなり方が尋常ではない。

息子が夜中にコロッケを食べまくったようだ。


 

残りの一個を半分にして、息子と私のお弁当に入れた。ゆで卵、ほうれん草の胡麻和え、きんぴられんこん、ハムカツをおかずに、ご飯は半分に醤油のついた海苔を敷いて、上半分の表面には梅干しと胡麻塩。

 

 

今日のお弁当の包みは金平糖の柄。

 

こうして、沢山作ったコロッケもあっという間に消化されてしまったのだけれど、なんだか、もうコロッケを作るのが面倒臭いとは思わなくなったのだった。

こんなに安くて美味しいじゃがいもがあって、それを茹でて、形を整えて揚げたら

美味しいコロッケがいっぱい出来るのなら、お得感すら感じる。

 

今日も暖かくて、気持ちの良かった午後。

お茶の時間。

 

 

ケンブリッジにあるポーリッシュポッタリーのお店で、ちょこちょこと買い集めたカップやポット。

おやつはラズベリーのタルト。お茶はヨークシャーティーのミルクティー。

 

もう、私はすっかり、イギリスの美味しいものに、とことん甘やかされている。