お刺身が食べたかったので、海辺の町まで魚介類を買いに出掛けてきた。
北海に注ぐ河口に小さな漁港があって、そこで新鮮な魚介類が買えるのを去年偶然ドライブ中に発見したのだ。
フィッシュ&チップスだけではなくて、屋台のような場所で生牡蠣を食べたりも出来る。
ここのレストランは予約でいっぱいなのだけれど、今日は天気が悪かったせいか、幸運なことに席が空いていた。
このテーブルは、この時は人が座っていなかったけれど、すぐに埋まりレストランは満員状態。
テーブルから見える外の景色。風が強くて寒くて、寂しい景色。
アペタイザーに生牡蠣を食べて、、、
私は焼いたシーバスを、夫はムール貝のワイン蒸しを注文。
食事の後は、魚屋さんでお買い物。
このように、もう火を通してある魚や貝もあるし、新鮮な魚では、鱈、スズキ、ヒラメ、鮭などが並んでいる。
私たちは、スズキと鮭のフィレを刺身用に買い、前から興味があった貝類も買ってみた。
ウェルクという貝は、つぶ貝のことのよう。
それから、コックルという貝は、味見させてもらったら、アサリのような味だった。
これは、海辺で、爪楊枝で観光客が食べているのをみたことがあったので、前から興味があった。
どうやって食べるのか聞いてみたら、だいたい酢をふりかけて食べるのだとお店の人が教えてくれた。
早速家に帰って調理開始。
ウェルクは、ガーリックバターで炒めて、ビールのつまみに。
これも美味しかったけれど、わさび醤油をつけて食べるのも美味しかった。
そして、コックルはしぐれ煮にしてみた。
生姜が効いていて、まさにアサリのしぐれ煮(佃煮)!!!
日本酒にすごく合いそう。
ご飯を炊いて、味噌汁も作って、スズキと鮭を刺身にした。
スズキって、淡白でさっぱりとした白身のお魚と思っていたら、マグロのトロのように口で溶けるようようで、ホタテのような甘さがあって、びっくりする美味しさ。
鮭も、脂がのっていて、最高だった。
イギリスで、こんなに美味しいシーフードが食べられるなんて、なんて幸せ❣️
途中、いくつかアンティークストアに立ち寄ったのだけれど、あるお店の入り口に
なんだか懐かしいようなものが、、、。
オカモチだとか、日本のものが置いてある。
中に入ると、さらに、日本の昔の看板や塗り物の器、茶箱、こけしなど、日本の骨董品がたくさん。
オーナーの友人が、日本から買ってきたものなのだそう。
実は、先週、知り合いが重箱を使っているのをみて、私も重箱が欲しくなってしまった。でも、プラスチック製の重箱は、なんだか安っぽいし、漆塗りのちゃんとしたのは高いだろうし、ここでは手に入らないだろうしなあ、、、と、考えていたのだ。
ケンブリッジのボタニカルガーデンにソメイヨシノがあるらしく、咲いたら、お花見をしようと誘ってもらっていたので、重箱にお弁当を詰めていけたら素敵なのになあと空想し、お節料理も、やっぱり重箱に入っているのがいいよなあ、、、欲しいなあ。と思っていた。
そうしたら、、、。
あった。
なんの模様も飾りもないシンプルな重箱だけれど、漆塗りの重箱。
買っちゃった。
これで70ポンド。嬉しい。
今度のお雛様は、これにちらし寿司を詰めようかな。
和食のパーティーも、これを並べるだけで雰囲気が出そう。
ここが、重箱を買ったお店。オーナーのおじさんが優しくて、とてもいい人だった。
お魚を買ったのは、Southwoldの Black shoreというところにある Sole Bay Fish Company。
ちょっと不便なところにあるけれど、おススメの場所です。