家の目の前にあるメドウ。でも川の向こう側ということもあり、見えてはいるのだけれどたまにしか行かない。

窓から見るのと、実際に歩いてみるのとでは全然違っていて、たまに行くと咲いている花が変化していて、景色が全然違って見える。

 

今回はひと月ぶりだった。

メドウの入り口では、おばあさんと小さな男の子が、ブラックベリーの藪の前で仲良く果実を探しているところだった。

 

 

ブラックベリーのチラホラと熟した果実が見え始める季節。

 

 

もう、そこら中ブラックベリーの藪だらけだから、気軽にどこでもブラックベリーが摘めるイギリス。

 

水際の花も咲き始めた。この背の高いピンク色の花(ルーズストライフ)が沢山咲くと水に花の色が映ってとても綺麗。

 

 

白い昼顔が蔓を伸ばし、あちこちに咲いている。清々しい緑と白の組み合わせ。

 

 

林檎の実も、なってる。まだ色づいていないけれど。

歩いていると道に林檎が落ちていたりすることがある。

ここでは、林檎の木も道路脇などに、よくある木なのである。

 

 

メドウに歩きにくる1番の目的は可憐な野の花を楽しむこと。

 

 

この紫色の花(クレインズビル)も大好きだし、和名ではクサフジという小さな紫の花も群生していると素敵。

 

そして、今回、わあ!綺麗と思ったのが、この花!

 

 

不思議に美しい虫が蜜を吸っていた。

クナウティアというらしい。あまりに綺麗なので、数本摘んで持ち帰った。

 

 

それから、人に踏まれそうなところに伸びてきていた白い花も摘んできた。

 

 

この花は、ヤロウという名前でハーブだそう。

葉はハーブティーなどにすると、薬効があるらしい。

 

他にもいろいろな花があって、写真を撮ったり、花の名前を調べたり、散歩をしたりして

落ち着いたいい時間を過ごした。

 

最近、公園の芝生の一部を、野生の花や草などをそのまま自由に育てた“メドウガーデン“にする。という試みがされているようだ。

ちょっと前までは、ポピーや、マーガレットなどの背の高い花が風に揺られて、自然の草原のようで素敵だった。

 

公園だけではなく、家の前庭や、結構広い敷地の庭を芝生からメドウガーデンに変えたようなのも今年の春から見かけるようになった。

 

詳しいことは、わからないのだけれど、オーガニックガーデニングという運動があるようなので、除草剤を使わなかったり、自然のままに任せ虫や鳥などをよぶような庭に人気が出てきているのかもしれない。

 

メドウの奥の、私の秘密のブラックベリースポットへ行くと、案の定、いくつもの黒い実がなっていたのでネトル(刺草)に刺されながら、実を摘んだ。

でも、まだまだベリーの季節はこれからで、もっと沢山、甘く熟した実が取れるようになるのは再来週くらい。

 

私が好きな花は、素朴な野の花が多いのだけれど、イギリスには可愛い野の花が沢山咲いていて、人々が野の花を愛でているのが、なんだかいいなあ、、、と思った。