2月17日に英国からアメリカへ飛行機で移動しました。
2021年の、コロナ禍の中の移動は特別な状況だったので
備忘録も兼ねて、書いておこうと思います。
2020年のクリスマスイブから始まったナショナルロックダウン中の英国は
ほとんどの店が閉まり、運動をするために外に出るのは1日に一回なら良い。とのことで、 必要のない遠出などはしてはいけないことになっています。
子供の学校はオンラインで、病院関係者やその他のエッセンシャルワーカーの子供たちのみ学校が開かれているもよう。
私のとっているAdult Education の学校も、今期は全てオンラインです。
食料品の買い出しは、夫婦では店に入れず、1家族に店に入れるのは1人だけとなっていました。ほとんどの店ではセルフレジを使う人が多いです。
ロックダウンが始まった時、終わるのは2月の半ばという予想でしたが、今の様子だと3月の上旬から段階を踏んで。という形になりそうです。
なぜ、2月の半ばだったかというと、その頃までに高齢者のワクチン接種が行き渡る予定だったからです。大体予定通りに進んで感染者も減ってきているのですが、クリスマス前の9月からの二回目のロックダウンを解除したことによって、感染者が鰻登りになったことから、今回の解除はかなり慎重にいくのではないかと思います。
ブラジルから、そして南アフリカからコロナの変異種が入ってくることを恐れて、それらの国からの入国はとても厳しくなっています。
他の国に行く事も、もちろん、厳しい状況です。
現在、英国からアメリカへ渡航出来るのは、アメリカの国民、市民権保持者などだけです。
例外もあるかもしれませんが、必要のある旅と認められる人だけで、もちろん観光目的では渡航出来ません。
そして、72時間以内にコロナのテストを受けて陰性であるという証明証を提示しないという決まりがあります。
私の場合は、出発が水曜日なので72時間前は日曜日でした。
結果が出るのに、48時間と考えると、やはり少し余裕を持って日曜日にテストを受けておきたかったので、日曜日でも開いているテストサイトを予約しました。
平日であれば、歩いて行けるところでテストを受けられたのですが、そんなわけでBury St Edmond's という28キロ離れた街までテストを受けるためにドライブをして行きました。
私にとって初めてのコロナのテスト。
Boots という、英国では多分一番大きな薬局のチェーン店でテストを受けました。
コロナの症状がある人には、無料で受けられるサイトがあちこちに設置されています。
なので、Bootsでのテストは、症状のない人。これから旅行をするのに陰性の証明が必要な人などが受けに来ているようです。
料金は£120でした。
ウェブサイトで必要事項を書き込み、支払いも済ませ、オーダー番号を伝えて、パスポートを本人証明として持って行きます。
テストは喉の奥と鼻の奥の粘膜から採取する方法でした。
鼻の奥は問題ありませんでしたが、喉の奥はどうしても、ウエッとなってしまって苦しかったです。
日本のパスポートで、この状況下でアメリカに旅するためにテストを受けている私にテストをしてくれる若い女性は、どうしてアメリカに行くの?と聞いてきたので、状況を説明すると、へえ!で、なんであなたはここに住んでるの?と驚いて色々質問してきました。
彼女のような、英国のイーストアングリアに住む、薬局で働く若い女性にとって私のような人間や人生はどんな風に見えるのだろう。そして、彼女はそれを自分の人生にどうリフレクションするのだろうと思うと、なかなか読み解けないパズルのような、不思議な感じがしました。
結果は、翌日に送られてきました。
それを提示できるようにプリントアウトしました。
フライトの前日に、航空会社から電話があり、コロナの陰性の証明を得たかどうか。そしてアメリカの国籍、あるいは市民権があるかどうかの確認がありました。
旅行当日。
この状況下で高速道路は空いているので、飛行機の出発2時間前に着くことを見計らって
その2時間前にケンブリッジを出発しました。
ちょうどいいタイミングで第5ターミナルに到着。。。。
デパーチャーのターミナル前の道路も、空港内もがらんとしていました。
チェックインカウンターで(ウェブでのチェックインはできなかった)テスト結果の用紙とグリーンカードを提示して、チェックインを済ませ、ゲートに向かいました。
Duty Free や、雑誌やお菓子を売るような店はやっていて、去年の春の全部が閉まっているという状況とは違っていました。
なので、キーホルダーなどのお土産や飛行機内で食べるお菓子を買うことが出来たのはラッキーでした。
不思議だったのは、第五ターミナルを歩いている人たちに黒人の人が多いことでした。
白人がとても少なくて、黒人かイスラム圏の格好をした人ばかりでした。
実際、飛行機の中のドレッドヘア率がすごく高くて、60%は、ドレッドヘアでした。
もっと多かったかもしれません。
アジア人は私1人だったと思います。
長くなりそうなので、飛行機内でのこと。入国手続き。入国してからのことは後半として
書こうと思います。