

21年。
母と私の年齢差。
父の死後、50年以上。
私は、母を心配して生きてきた。
私自身の生活の中で、
幸せだって、感じる瞬間も。
何か、完全な幸福感じゃないのだ。
心のどこかで、いつも、いつも
心配、不安、不信感の穴が空いている。
そこから、シューと、幸せで膨らんだ
心から、空気が抜けていく。
彼女82歳。
娘の私61歳。
まだまだ続く私の心の穴。
生活費がない。
お義父さんが怒る。
息子も怒鳴る。
膝が、腰が痛くて
歩けない。
オシッコがむってしまう。
灯油が勿体無いから
ストーブつけない。
寒い。
エアコンないから、
暑い。
熱中症になる。
誰も助けてくれない。
文句ばかり言う。
お母ちゃん。
あなたが選んだ男でしょう?
私は大嫌いな男だけど、
お母ちゃんが幸せになるなら、
いいか。と。
私の嫌悪感に蓋をした。
お母ちゃん、
私この50年間
同じ事ばかり、
聞かされてきたの。
そういえば、
子供の頃お母ちゃんと、
住んでいた時。
私は、いつもお母ちゃんの
顔色ばかり見ていた。
大抵機嫌が悪かった。
私はいつもいつも
不安だった。
だって幸せそうなお母ちゃんを
1度も見たことがないから。
私はいつもいつも不安だった。