
「鬼畜」の家
わが子を殺す親たち
石井光太
厚木市幼児餓死白骨化事件
下田市嬰児連続殺害事件
足立区ウサギ用ケージ監禁虐待死事件
下田市での嬰児を連続して「殺害」した事件は、なんだかとっても残虐な印象を受ける。30歳手前の女性がたまたま二年続けて望まない妊娠をしてしまい、経済的な理由、また、彼女の思考停止状態のオツムがもとで、中絶ができず、出産に至ってしまった。出産後その嬰児2体を「処理」できず、住居内に隠しておいた。それが、発覚し、逮捕された。懲役五年六ヶ月の判決を受けた。
この事件。
私の母の場合と似たり寄ったり、だと、思った。
彼女は、「運悪く」捕まってしまった。
母は、少なくとも死体遺棄罪を免れた。
ある夜アパートの共同トイレで「流産」してしまった。しかし、病院にも行かず、その嬰児を数日共同トイレの踊り場の奥の棚に新聞に包んで置いておいた。隠しておいたという風ではなかった。
ま、誰もそこに嬰児の死体が置いてあるなんて、考えもつかないから、新聞包みの中に興味を持つ者もいなかっただろうが。
(続く)