
摂食障害と妊娠/出産恐怖
お母ちゃんと墓参り。
初めて行った。
お母ちゃんが入る、
彼女の夫の家族墓。
墓石の横に小さな地蔵。
お母ちゃんは花を一本
線香を1本供えた。
「お義母さんが
建ててくれた水子地蔵。」
「え、どの子の話?」
「交通事故でムチウチに
なった時、流れてしまった子。」
私はその流産は
知らなかった。
じゃ、一体全部で
何度妊娠したの。
中絶した胎児?
流産した子?
私を含め
出産した弟3人。
お母ちゃんの体。
妊娠しやすさ。
驚異だ。
サラ、私があなたを
妊娠しなかった理由。
その一つ。
妊娠そして出産への
異常な程の恐怖。
人は、案ずるより
産むが易し。
というけど。
お母ちゃんの妊娠、
流産、中絶、出産
の繰り返しを見てきた
少女の頃。
お母ちゃんが妊娠するたび
怖い。痛い。苦しい。悲しい。
妬み。恥ずかしい。
そんな感覚を持った。
彼女の妊娠はどんな時でも
歓迎されるものではなかった
子どもの私は、一人で
彼女の妊娠に向き合ってきた。
妊娠の恐怖のひとつ。
「太る」が
追加された。
お母ちゃんの妹
私の伯母さんが
出産後も体重が
落ちず、反対に
太り続けた。
それ以来疾患続きで
一度も回復しなかった。
妊娠したら太る。
私の頭に刷り込まれた。
痩せ願望が強い私には
もう一つの恐怖になった。
初潮以前にすでに私は
妊娠、出産について、
暗いイメージしか持てなかった。