
萩、花の色、小豆餡の色?
私の好物、なんたって、お母ちゃんがこさえるおはぎ、いや、ぼた餅。
どちらも同じ。はじめに覚えた名は、ぼた餅だった。
15歳で、働き始めるまで、おはぎという別名があるのを知らなかった。
当時、「おはぎ」とは、「ぼた餅」のお上品は呼び方なんだ、と思い込んだ。
この好物、5歳の時も、50歳代半ばになっても、ずーと変わらない。
私にとっては、スウィーツの女王様。
しかし、最大の問題は、高カロリー。餅米の周りの甘味な小豆餡。
一個でも十分なカロリー。特にお母ちゃんが作るおはぎはデカイ。
1個食べ終われば、必ずもう1個欲しくなる。
体重が気になりだした思春期。オードリー・ヘップバーンに憧れた時期だ。
周りの小豆餡だけを食べ、餅米はお母ちゃんに食べてもらうことになった。
そんなこんなで、いつの間にか、私の好物はおはぎではなく、小豆餡(正確には粒あん)となった。
今でも小豆餡は、お母ちゃんのが最高だと思っている。だから、自分で作る事もなければ、買う事もない。
お母ちゃんが月に1度こさえてくれるのだ。私だけの為に。
電車に2時間揺られ、私はその小豆餡を受け取りに。
それが、母と娘の月一デート。
マルエツで待ち合わせて、お茶を飲む。
小1時間おしゃべりして。私はまた2時間の電車旅。
手提げには、タッパーに入った、まだ、温かい餡。
それが、ずっしり重い。愛情が詰まっているから・・・
利息がいっぱいついた大昔の借金の返済のようだ。