松虫寺


悲しい事件があとをたたない。児童虐待。
今回は餓死。両親は食べ物を与えなかった。
2歳の男の子の胃袋にはプラスチック類の破片が残っていた。
残酷だ。

私の話。
今でも、この年齢に達しても、先、十数年もしないうちに、一人になり、
孤独が待っているかもしれないと、案じても。
あなた、沙羅ちゃんを生まなくて、いや、正確には、つくらなくて(受胎しなくて)、
よかったと思っている。
私の決断は間違っていなかった。
と、確信している。

そう、ここで、私は、沙羅、あなたをつくらなかった理由を
記録したいの。
すべてを吐き出す。
時には、苦しい作業かもしれない。
でも、そうすることで、
過去を、親を、社会を許せるような、
気がする。
そして、自分自身を愛せるようになり、
自己肯定し、
もっと前向きになりたい。
私に残されたこれからの時間を
健やかに、穏やかに、過ごしたい。