
ハナ(Hannah)公園の地域猫出身。13年間私たちと同居してくれた。私の幼少期、少女期のトラウマを治癒してくれた、と私は確信している。
(前号からのつづき)地域猫を捕獲し、避妊手術をし、元の場に戻す作業、TNR活動は私には向いてない。グループで複数のメンバーと活動するのだったら、悩まず避妊手術後元の場に放すこともできたであろう。最初、捕獲するために「餌付け」をせねばならない。私は、猫好きだけど「餌やり」をしない主義。それをすればその地域猫らに対して、責任が発生すると、思うからで。しかし、今回Takiを捕獲するために、餌やりをした。Takiと彼女の子猫たちに、餌をあげている人がいた。その人と協力すればTakiを捕獲するのももう少し容易にできたと思う。が、この餌やりさんは夜遅い時間に、こっそり置いて行くので、結局会う事ができなかった。私はTakiに餌を上げだしたのだ。という事は、手術後放したとしても、私の責任は続く。と、認識した。毎晩の餌やり、野良生活の心配など、考えだしたら、放すより、私の近くに置いておいた方が、感情的に楽な気がした。しかし、Takiをウチのイエネコにした最大の理由は他にあった。2年半前、ハナを亡くした。3匹いた猫の最後の子だった。その後約1年ハナの死から立ち直ることができなかった。でも猫無しの生活は不可能だと知った。ネットで里親募集の猫を探した。子猫でなく、簡単に里親がみつからない成猫を探した。募集猫たちの余りの多さに、どの猫を選んでよいか決断できなかった。私の希望条件は性別だけ。メスがよかった。で、家から「最短距離」を条件にした。しかし、その時、私の住居の真下の駐輪場で時々目にする黒猫がいたのだ。私のポリシーからしたら、私はその黒猫を捕まえて、イエの猫にするべきだったのだ。だが、その黒猫はすぐ逃げてしまい、触る事すらできなかった。結果私は飼い馴らされている穏やかな猫(推定1歳)を譲り受けた。だから、去年の夏この黒猫(Taki)が妊娠しているらしいと気づいた時、私は罪の意識にかられた。私が10ヶ月前この黒猫をウチの猫にしていたら、起きなかった妊娠。そして、8月に産まれた6匹。防げたのだ。私は責任を感じての子猫の保護と、2匹の成猫の避妊手術だったのだ。だから、この黒猫(Taki)は、捕獲する前から、心のどこかで、ウチの猫にしようと、決めていた、というか、決まっていたのだ。1年遅れの「運命」だった。(つづく)