目が覚めて

君が居ない現実を受け止めるまで
とても時間がかかるんだ。

君の好きだった朝陽があたる特等席の窓辺は
今朝も空席のまま。

ゆるゆるとここで過ごすのが好きだったよね。

名前を呼ぶよ
長くにゃあ~~んと鳴いてお返事してくれた。

君はいつも凛と前を向いて歩いて来た。

きっと痛かったり辛かったりしただろうに・・

心を寄せて過ごした君との時間が
かけがえのないもので

その間も
苦しいとか辛いとか
そんな素振りはあまり見せないで

強くって潔くって


そんな君は生きる
生きていく希望に繋がって

心に深く入り込んできた。


君の居ない朝

君の居ない寂しさに

心にぽっかり穴が開いて
なかなか塞ぐ事が出来なくて

夢ならいいのに・・って
何度呟いた事か解からない

ベットの上に暫し座って
明けていく東のソラをぼんやり見ていると
今にも君がにゃあ~~んって長く鳴いて
寄り添って来そうな気がして・・


君は今は痛みも苦しみも無く
走れているかな?

お日様の光をいっぱい浴びて
にゃあ~~んって鳴いてるかな?

そうだとしたら
君の居ないこれからの朝を
乗越えて行けるはず。

どうか安らかに

そしていつかまた同じ朝を過ごそうね。



心の詩


1月19日愛猫ラグが虹の橋を渡りました。

11歳でした。

昨年秋から闘病しており
1月に転院
悪性のリンパ腫だった事が解かりました。

東京の病院で心のある治療を受け
退院してから過ごした6日間はかけがいの無い時間でした。

今はまだ時折どうしても切なくなってしまうけど
ラグの見せてくれた生きるという姿勢を心に刻んで
過ごして行きたいと思います。