君と見た

あの夜の月を想い出していた

繋いだ手の

指と指の隙間がもどかしくって

君の肩がさびしそうで

そっとその髪に触れて

抱き寄せたあの日

月が僕たち二人を静かに照らしていた。

寂しそうに君は微笑んだね。
瞳は雨・・

どんなに君を想っても
君がどんなに僕を想っても

決して交わる事の無い二人の道
そして二人の影

君は今どうしていますか?
寂しくは無いですか?
泣いてしまってはいないですか?

今宵満月・・
見えない月・・
雨月・・

月影を探して
二人再び寄り添う心

離れていても・・

君に逢いたい・・