どうしても・・言えなかったんだ・・


言葉にしちゃえばきっと君を困らせるから・・



「好き」っていうたった一言がやっぱり言えなかった。

言葉にするのは本当はたやすい事かもしれないけど
君のその笑顔を見失う事が怖いから・・

僕はその時こう決めたんだ。

君が涙の時は
その心を癒す静かな光

例えば木漏れ日みたいな優しい光になって
君の心にそっと寄り添おうと・・

そして時に涼風になり
君のその長い髪を揺らし
そっと触れようと・・
疲れちゃった心が癒えるように・・

道に咲く名も知らない小さな花になり
君に優しく微笑みかけよう

もし君が僕の存在に気づかなくても
誰かに僕の心が踏みにじられたとしても

僕はずっとここに居るよ。

君が道に迷った時は
君の背中をそっと押すそんな静かな風に

優しく君を照らす月明かりとなって
僕が君の道しるべになろうと。

君が幸せで居る事
笑顔で居る事が僕の喜び

だから・・

言えなかった言葉は
今も僕の心にある・・そっと