ハービー抗がん剤治療 終了
 今日、血液検査をしていただいた。
 結果として、前回6月4日(月)に打った抗がん剤は、ほとんど効いていないことがわかった。

 若干、肝臓の数値が前よりも良くなっている値があるので、もしかして、肝臓の癌には多少の効果があったのかも・・・とのことだったが、全体として判断すると「効いていない」との診断だった。


 白血球数 32200
 ALP >2000 (前回1374)
 ALT   518 (前回>2000)
 
 抗がん剤が効いていたら白血球数は下がるが、かなり上がっている。
 そのほか、赤血球・ヘマトクリット・ヘモグロビンの数値が下がっていた。
 骨髄で血液が作られにくくなっているのか、貧血になっている。

 
 抗がん剤多剤耐性
 
 今まで使った抗がん剤に対して、耐性が出来てしまったということになる。

 今後、どうするか・・・。
 まだ使ったことのない、より強い抗がん剤を使ってみるかどうか。
 値段は今までの抗がん剤の数倍かかるとのこと。
 値段の問題ではなく、ハービーのことを考えたときに、もし、新しい抗がん剤が効いたとして、一時的に今よりも少し状態が上向いたとしても・・・ また、その抗がん剤が効かなくなって、同じ苦しみ・辛さを与えてしまうことになる。
 死なせたくないという思いで、この5ヶ月近く、抗がん剤治療に取り組んできた。
 もしかして寛解して、この先の寿命が1年、2年と延びて、少しでも楽しい暮らしが出来る時間が欲しいと思った。
 でも、それは厳しい状況となった。
 新しい抗がん剤で寿命が1ヶ月伸びるかも知れないことにすがるよりも、今の辛い状況からハービーを解放してあげたほうが、ハービーのためかも知れない。
 そう決めて、抗がん剤治療は終了することになった。


 今朝はゴハンを食べたが、夕方からまた調子が悪いようで何も欲しがらない。
 お薬を飲ませられないので、ステロイドと抗生剤の注射をしていただいた。
 
 病院までの道のり、今までなら5分もかからない距離が遠い。
 ハービーの歩みもノロノロで辛そうだ。
 これから先、何度も往復することは、もう出来ないかも知れない。


 ■記録として
  ●内服薬(7日分)
   ・プレトニゾン(ステロイド)1日1回×7週間 ※1回2錠
   ・バイトリル(抗生剤) 1日1回×7週間 ※1回1錠


 ■ハービーの食欲
  ・6月9日  朝○ 夜×(わんわんカロリー 1/2本、ウエット少々)
  ・6月10日 朝× 夜×(何も食べず)


 一段と首~顔が腫れてきて、マズルの横も浮腫が出来ている。
 見ているのも辛いし、もう写真を撮ることも出来ないかも知れない。

 残された日々、私たちの生活は変わらないが、出来ることをしていこうと思う。
 ハービー、出来るだけおうちにいるようにするからね。


 ハービー



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 今までハービーのことを応援してくださった皆様、本当にありがとうござました。
 おかげさまで、抗がん剤治療を受けることができ、この5ヶ月近く、普通の生活を送ることが出来ました。それが叶ったこの時間は、ハービーにとっても、ハービーとともに暮らす私にとっても、有意義な時間でした。
 これからの時間は、ともに苦しい時間となると思います。
 でも最後まで、愛しいハービーを見守っていきたいと思います。