■ハービー抗がん剤治療 12回目 延期
先週、抗がん剤を打ったが、4~5日前から、また首のリンパの腫れが大きくなってきた。
血液検査の結果、白血球数が4600と低かったため、抗がん剤は数日延期することに。
次回、5月24日(木)予定。
先週、首のリンパの腫れが少し小さくなったのは、ステロイド1日2錠の効果だったのでしょうと院長。
先週打った抗がん剤は効いていないことになる。
今日打つ予定だった抗がん剤は、一番、ガンに作用しやすいとのことなので、その効果に期待するが、抗がん剤が効かなくなっていたら、もう余命は2~3ヶ月でしょうとのことだった。
首のリンパ腺が腫れている。まだ、顔などに浮腫が出ていないが・・・・。
■記録として
●内服薬(7日分)
・プレトニゾン(ステロイド)1日1回×7週間 ※1回1錠
・バイトリル(抗生剤) 1日1回×7週間 ※1回1錠
●体重 6.8キロ
毎回、病院に行くたびに、「あとどれくらい生きられるのでしょう?」と呪文のように院長に聞くが、聞かれるほうも困るだろう。
でも、私は確かめられずにいられない。一つ一つを納得して消化していかないと、いつかくるとわかっている別れに対して、どうしようもない自身の無力さを感じてしまう。
今のところ、まだまだ元気にみえる。
でも、最近、ちょっと疲れやすいのか、ゴハンを食べたあとなどすぐに寝てしまうこともある。
ステロイドの影響でおなかがとても減るのか、食べ物への執着も一段とすごくて、2日前も、マリアのサークルの中に転がっていたドライフードを見つけてやけに興奮していたので、サークルに近づいたら、私の手にいきなり噛み付いてきた。
手の甲を噛まれたので、表面の皮、1cm四方がベロリと取れるくらいだったが、噛まれた後はしばらく痛い。
まぁ、今更、噛む&噛まれること自体は、ハービー&私にとっては重要なことではない。
出来るなら噛まないで欲しいし噛まれたくないが、ハービーも言葉に出来ない苦しみや辛さもあるのだろう。
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今日はハービーの通院とともに、保護猫・ひなの診察もあった。
ひなは、猫白血病キャリアで保護して3年になる。
数日前に顎の下にある傷に気がついたのだが、なかなか治らない。いっそう腫れてきた。
食欲も落ちて、あまり食べない。
心配になって、顎の傷を診ていただくついでに血液検査をしていただいたら、猫白血病を発症していた。
白血球数が1600しかない。そのせいで、傷が治らなかったようだ。
白血病を発症したということは・・・ ひなの命にまで、カウトンダウンがついた。
私は、ひなは絶対に発症しないんだ、ずっとずっとこのまま生きているんだと暗示のように思っていたが、発症してしまった。
推定5歳。
ひなは猫白血病キャリア部屋のボス的存在でもあり、面倒見がよく、優しい子だ。
ひなのおかげで、他の猫たちとの調和が取れていたし、新しいキャリア猫が入ってきても、いつもひなに頼っていた。
ひなだけは死なないと思っていた。
数日、ステロイド&抗生剤&輸液をしたほうが良いとのことだったので、今日は病院に預けて帰ってきたが、ハービーと家に帰る途中、やっぱり泣けてきた。
みんな死んでしまう・・・。
いくら限られた命とはいえ、それが天寿としたら、あまりにも不公平だ。
まだ4歳ちょっとのハービーも5歳のひなも、あと10年くらい生きられたはずなのに・・・。
キャラメルは最後の灯火を生きているし、マリアもいつどうなるかわからない。
この子たちのために出来るだけの私の時間を使いたい。
誰かに惑わされたり、心無いことで傷つけられたりして時間を取られたくない。
私のためではなく、この子たちのために平穏な時間が欲しい。