シーズー♂ジジ天国へ

 昨年11月9日、センターから引取ったシーズー♂ジジ、天国へ旅立った。

 口腔腫瘍(癌)・・・。

 ここ2ヶ月で急激に大きくなり、最期は口腔内は舌を押し上げるほどに、顎の下は大きく膨らみ、自壊して血膿がひどく、亡くなる2週間前からは、ゴハンも思うように食べられなかった。

 犬の散歩から帰ってくると呼吸がおかしく、大きな息を思い出したように吐いている。

 ずっと体をさすりながら、もう頑張らなくていいよ・・・と呼びかけて・・・・

 それから15分後くらいに、静かに呼吸は止まった。


 2時間ほど安置してから、体を洗った。

 生前は洗ってあげられなかった、口や目のまわりもキレイになった。

 ずっとジジに話かけながら(リヴの時もそうだったが)からだを洗い、ドライヤーをかけて乾かして・・・。

 少しはスッキリしてくれたかな。

 ジジ   腫瘍のせいでお口が塞がらない・・・



 ジジは、葛飾区にある水元公園に捨てられていてセンターに収容された。

 見るからに高齢。おそらく12~13歳は過ぎていただろう(病院の先生の所見は13~14歳)。

 目耳の状態は悪く、背骨が変形して曲がっていた。

 ジジ(引取時)   引取り当時のジジ


 性格は温厚な良い子で、トイレもシートで完璧に出きて、無駄吠えもなく・・・・

 ほとんどの時間を寝て過ごしていたが、本当に手のかからない子だった。

 よく頑張ったね、ジジ。



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10月11日にリヴが亡くなり、17日に我が家の愛猫が亡くなり、そして今日27日にジジが亡くなった。

毎週毎週、見送って・・・

いつか亡くなるとわかっていても、やはり別れは悲しいし、憔悴する。

でも、3匹とも看取れて、それだけがわずかな救いだった。


今年は7月から毎月20匹を超えるセンターからの引取りが続き(7月~犬21匹、8月~犬22匹、9月~犬14匹+猫13匹)、9月に入ると里親希望の応募が増え、私はずっと諸対応に忙殺される毎日が続き、自宅にいても、犬猫たちの最低限のお世話(ゴハン&トイレ&散歩)以外は、ほとんどパソコンに向っているような毎日・・・。

どの子にも十分なケアが出来なかったことが心残りであり、辛かった。

キャラメルが上向いて、再びよくゴハンを食べるようになったことが救い。


今後、十分にケアできるだけの時間がかけられない子は、引取らないかも知れない。

ケアに手のかかる高齢犬たち・・・

生きてさえいればそれだけで幸せとは思えないし、生活の質を考えると、質の低い生活を1~2年続けるよりも、はやくラクになったほうが本当は幸せだったのでは・・・とも思う。

私の中での葛藤である。