我が家の猫

 我が家には、私がこういった保護活動をする以前から、一緒に暮らしている猫(飼い猫)が5匹いる。

 もともと7匹いたが、2匹は亡くなった。

 今いる5匹の猫は、皆、高齢になり、下は9歳半~上はもうすぐ12歳。

 健康管理に気をつけていかないといけない年だが、他の保護犬猫にまみれて、後回しになりがちである。

 

 茶トラで11歳の女の子がいるが、先週半ばから急にゴハンを食べなくなった。

 食べなくなって初めて、具合の悪かったことに気がついたが、先週、病院で検査していただいたら、肝臓の数値が悪く、黄疸症状が出ていた。奥歯の方の歯の具合も悪かった。

 とりあえず、皮下輸液と抗生剤、ステロイド注射をしていただき、輸液に通う。

 しかし、いっこうに食べようとしない。

 昨日、再度、病院に行った際に、もしかして・・・と、胆嚢・肝臓あたりのエコー検査をしていただいたら、胆管が異常に大きく膨らみ、おそらく、胆管腫瘍(胆管ガン)か肝臓ガンでしょうとのことだった。

 さらに詳しく調べるためには、開腹手術かCTを撮ってみることだが、原因を解明しても、命が助かる保障もなく、この状態で麻酔は命を縮めるだけなので、これ以上の検査は出来ない。

 輸液に通いながら、看ていくしかない・・・・。

 

 毎日、手をかえ品をかえ、色々な缶詰を出してみるが、何も食べない。水も飲まない。

 きっと苦しいんだろう。痛いんだろうか・・・。

 もっと早くに異変に気がつくべきだったが、猫は辛抱強いので、かなり悪くなってからでないと、わからないことも多い。

 保護犬猫たちの世話に追われ、諸対応に追われ、その結果、自分の飼い猫の寿命を縮めたのかも知れない。

 もともと彼女も、生後2ヶ月くらいの時に保護されたのを引取った子ではあるが、活動を始めてから、気持ちの上では、飼い猫と保護犬猫は線引きしてきた。気持ちの上での線引きで、待遇は、どの子も同じなのだけど。



 我が家の猫たちの写真を探したが、他の犬猫と一緒に写っていたり、ピンボケだったりで、ほとんど良い写真がなく・・・

 下の写真は4年前に撮った写真。


 ドリーム♂12歳   こはる♀11歳

         ドリーム♂12歳                    こはる♀11歳


 まろ♂10歳半

          まろ♂10歳半


 こどり♀9歳半   アド♂9歳半

        こどり♀9歳半                       アド♂9歳半

 



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 キャラメルがいつ亡くなるか・・・という時に、こんなことになって、正直、かなり凹んでいる。

 一度は亡くなったと思われたリヴも息を吹き返したが、骨と皮になってしまった。

 ジジの口内の腫瘍もさらに大きくなり、異臭がしてきた。それでも、まだ自分で食べられるので救われる。

 

 まだ、食べてくれる間は良い。

 でも、食べなくなった子が、静かに息をしながら何頭も部屋の中にいるのは、かなり辛い。

 少しでも食べさそうと、かかりきりになる時間もない。

 ご縁を待っている子たちのために、深夜までメールの返事も書かねばならない。

 

 ここ最近、寝るのは3時、起きるのは7時。 

 毎日4時間ほどの睡眠で、さすがに体にガタがきて、腰が痛くなり、歯が浮いて、歩くと足を引きずり、フラフラしている。

 自分で始めたことだから、誰の責任でもないが、こういう状況が続くと、自分が恨めしい。

 かなり無理をして引取りを続けてきたが、どこかで見直さないといけない時期なのかも知れない。

 少なくとも、私が十分に面倒を見られる時間が取れればいいが・・・

 決して十分とは言えない中、他のこともままならず・・・・。


 この子たちに残された時間が少しでも安らかでありますように。