7月・8月の引取りが多く、保護犬がどっと増えた。

以下、すべての子が掲載されていないが、現在、里親募集中の犬猫たち。


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里親募集中の犬たち  里親募集中の猫たち

      里親募集中の犬たち               里親募集中の猫たち

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 上記、掲載している子のほかにも、我が家には終生飼育としてお世話している高齢犬・障害犬など犬6匹+里親さんのご縁が難しい人馴れしていない&キャリアの猫たちがいる。

新しい引取犬で掲載していない子もいるが、出来る限り、迅速に更新していくので、時々このページをご覧になってください。



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毎週毎週、終わることがない引取り検討。
当会のように何のバックボーンも資金力も保護シェルターも持たない団体には、厳しい夏である。
多くの方の善意の力によって支えられているが、甘んじてそれを受けて、引取りを続けていいものか・・・・思案する。
私が引き取りをあきらめれば簡単なことで、スタッフも保護犬猫たちも、もっとゆとりを持てるのに、どんな子でも、もう一度輝く時間を・・・と思う気持ちがどうしても捨てきれず、そして、そう思わせるくらいに皆、良い子ばかりで、今週はやめておこうとか、この子は可哀想だけどあきらめようとか、そういう決断がなかなか出来ない。
潔い決断は、きっと引き取る以上に勇気のいることで、それが出来る人の方が、遥か先をしっかり見据えていて、結果、正しい選択なのだと思う。

高齢だったり、皮膚病だったり、目が悪かったりして、どこからもお声のかからない子たち。
治療してケアすれば、見違えて状態は良くなる。
確かに時間もお金もかかる。
若くて健康な犬であれば、募集と同時に里親希望が殺到し、1ヶ月もあればご縁が決まってしまう。
でも、当会が引取る犬たちの多くは、ご縁を見つけるまでに3ヶ月、半年かかることもザラである。
預かりママさんたちのお気持ちを思うと、長くいればいるほど愛情も湧いてとても可愛いのとは裏腹に、いつになったらご縁が見つかるのかと、とても不安に思われているかも知れない。

正直、治療に10万、20万かかるのであれば、子犬だって5万円あれば買えるような時代、多くの人はペットショップやネットショップから、健康そうに見える犬を飼うことを検討するだろう。
しかし、そうやって安易に買い求められた犬たちが、飼育放棄という形での虐待を心身に受け、そして挙句にセンターに持ち込まれたり、遺棄されたりしているのである。かわいい子犬を産み続けた母犬は、やがて子供が産めなくなったから、病気になったから、流行の犬種ではなくなったから・・・と、遺棄されたり処分されるのである。

どう考えてみても、すべて責任は私たち人間側にある。
犬を飼うのも捨てるのも繁殖させて商売するのも私たち人間。
ニーズがあるから商売として成り立つ。

こういう人間本位の社会、なんとかならないだろうか。

命を繋ぐことだけが目的ではない。
この子たちを通じて、知って欲しいことがたくさんある。
どうしたら、1人でも多くの方に伝わるだろう。
救えなかった子たちのためにも、私たちは良識ある選択をできる人、そして、良い飼い主さんを増やしていかねばならない。