■センターから引取りを決めた犬3匹
収容期限の切れた犬の引取だが、小型犬3匹を決める。
もう1匹、大きな乳腺腫瘍のMダックス♀は、かかりつけの病院からのご意見待ち。
(・・・・といっても、私の中では、8割以上、引き取る気持ちではいるのだが)
以下は、収容動物情報に掲載されていた写真
●シーズー♂白茶 推定7~8歳
●マルチーズ♂ 推定10歳 ●マルチーズ♀ 推定7~8歳
引取りを見送った犬
もう1匹、シーズー♂がいたが、この子は引取りをあきらめた。
飼い主が手紙付で捨てたそうで、食道に問題があってずっと流動食で面倒見てきたが、これ以上、世話が出来ない等、書かれていたらしい。
食事を普通に食べると、ほとんど戻してしまう。
犬は食欲があるが、食べても戻してしまうため、少量ずつ、工夫して食べさせないといけない。
センターでも、あれこれ工夫をして、ゴハンをあげていてくださったようだ。
症状からみて 巨大食道症 と思われる。
遺伝性疾患で出ることが多い病気で、また、手術などで治るケースはほとんど無いそうだ。
食事を与える際に、30分くらい立たせて胃に流れ込むまで待つか、抱っこして立っている姿勢のままで、やはり胃に食べ物が流れ込むまで待つか・・・ そうやって少量ずつ時間をかけながら、ゴハンをあげないといけない。
どうしようかと最後まで考えたが、今、私にこの子にそれだけ手をかけられる時間がない。
預かりさんも里親さんも、正直、厳しいだろう。
一生、この子の病気と向き合っていかなければいけない。
センターでこの子を見たとき、ゲージの中から、出して出してとか細い声で吠えていた。
十分に食べられなくて、おなかもすいていたのかも知れない。
抱き上げると、決してガリガリでないが、筋肉が薄っぺらな気がした。
きっとずっと最後まで、飼い主が迎えにくるのと待っていたと思う。
飼い主は、もう世話に疲れて、思い余って、遺棄したのだろうが、もしかして、誰かが拾って面倒を見てくれるかも知れないと、淡い最期の望みに託したのだろうか。
最終的にセンターで処分されるかも知れないとは思わなかったのだろうか。
この子の最期を考えると、抱いて安楽死してあげて欲しかった。
朝から時計を気にしながら、今、電話したら、まだ間に合うかも・・・・と葛藤していたが堂々巡り。
11時50分ごろ、私は急に呼吸が苦しくなった。
もしかして、この子の最期の時間だったのかも知れない。
飼い主が思い直してセンターに引取に来てくれたとか、誰かが引き取ってくだったとか、そういう奇跡を夢みても、現実はそうではないのだろう・・・・。
中型MIXたちは、どうなっただろう。
処分されたかどうか、聞くことも胸が苦しい。