センター本所より犬1頭、引き取り
 5月1日で収容期限が切れて、飼い主も見つからず、オファーもなかったシーズー♂の引取り。
 まだ若そうなオスで、歯の状態や全身状態から判断すると、推定1~2歳と思われる。
 ナツママさんに搬送していただいたが、車中のゲージでは、結構、騒いでいたらしい。
 その後、トリミングを済ませ、ペリさん宅へ移動。
 しばらくはゲージでうるさかったそうだが、そのうちに落ち着いてきて、騒がなくなったとのこと。
 5.2シーズー♂引取時   5.2シーズー♂トリミング後
     トリミング前、まだ、あどけない          すっきり短く。さっぱりしたね~
 
 どんな犬猫でもそうだが、センターという特異な環境で、特に小型犬は狭いゲージで10日間ほど収容され、センターに収容される前は、警察に迷子犬として届けれられ数日間過ごしたり、或いは、それまでに数日の放浪期間もあったかも知れない。
 短期間の間にめまぐるしく環境が変われば、恐怖とストレスで、吠えたり、威嚇したり、暴れたり・・・といった場面もセンター内では目にすることも多いが、引き取ってみたら、とっても甘えん坊で良い子だったケースも多々ある。
 猫の場合でも、いきなりキャリーに入れられ持ち込まれた際は、威嚇して引っかいたりする子もいるが、それは至極当然のことで(おそらく我が家の飼い猫でもそういう行動に出るだろう)、引き取って新しい環境に慣れれば、おなかを出して甘えるスリスリ猫も多い。
 何事も時間が解決してくれることがたくさんある。
 
大河日記(GW中の預かり先・2日目)
 昨夜帰宅し大河に惚れ込んだ夫は「こいつとなら一緒に寝れる」と、ケージを出さずに寝室のベッドの足元の床に夫の匂い付毛布を敷いた所、気に入った様子で室内フリーでも朝までおとなしく寝てました。なのでケージはまだ未使用です。
 今朝の散歩は急な雷雨で見合わせていた所、大河がおもむろに2階に上がって行きました。
 一息置いてから後を追ったら、寝室とは別の部屋で大小をしていました(泣)。
 普段過ごす所ではしたくなかったみたいです。
 11時に雨があがったので約一時間の散歩に出ましたが、先週F動物病院で散歩した時に比べ全然引っ張りがなかったのでとても楽でした。
 電柱の匂い嗅ぎもしないので、小型犬より疲れない程でした♪ 大小もバッチリでした。
 雨上がりだったので足の包帯が濡れて汚れてしまい取り替えました。
 手当し易い様に(?)自分から左足を上にして寝転がり、良い子にしたので処置後にグリニーズをあげました。
 家では私がずっといるせいか何も悪いことはしてません。
 寝る→起きる→ウロウロのローテーションです。
 いつもより運動量があるせいかごはんを食べても食間に私が何か食べてるとを欲しがるのでフードを多めにあげました。
 カメを見つけ興味を持ちますが飽きっぽい様で、執着はしませんが暇になると繰り返し見ています。
 散歩の途中に2度猫を見つけましたが、目で追うものの突進はせず散歩に支障はありませんでした。
 写真はお腹を見せて甘えてる姿です。
 5.2大河@預かり先2日目
まだ5月が始まったばかりだが、今年に入ってからのセンターからの引取りは、犬39匹+猫6匹=計45匹。
毎月10匹平均を上回るが、昨年同様、この数字が現在、当会での引取りの限界でもある。
引き取った後の医療措置・里親さんが見つかるまでの一時保護を考えると、シェルターでもない限り、今以上に、命を繋ぐことは出来ない。
しかし、シェルターのあり方についても、色々考えてしまう。
もし仮に100匹収容できるシェルターがあったとして、とりあえず命を繋ぐことの出来る数は増えるかも知れないが、やがてそれも遅からず満杯になるだろう。里親さんが見つからない限り、その子が天寿を全うするまで、ずっと面倒を見ることになる。そうなると、飼養費・医療費も100匹分、毎年、必要になる。世話をするスタッフも必要で、ボランティアスタッフだけでは賄えなくなる。
医療措置含め、かかる費用の問題、関わるフタッフの負担、スタッフ同士のコミュニケーション、里親希望さん対応、事務処理、どれをとっても、今でも行き届かないところがたくさんあるのに、これ以上のことは、どう考えても現状の体制では難しい。

センターからの引取りをやっていていつも思うことは、もっと関わってくださる団体・個人が増えること。
当会では年間100匹しか無理でも、たとえば、年間10匹の引取りをしてくださる団体・個人が、あと10増えれば、それだけで、プラス100匹の命が繋がる。いつまでも専売特許のように限られた団体だけが引取りをしているようでは、限界がある。
6月の動物愛護法改正でどれだけの効果が反映されるのか・・・・、それは、今すぐに結果が出るわけではなく、まだまだ長い道のりである。