本日、本所から処分に送られた成猫2匹。

飼い主持込。8歳のメス猫。一緒に飼われていた子たち。

処分持込理由・・・・  引越しで連れていけないから。

何度も聞いたことがある理由。


先週は、飼い主さんが亡くなって面倒見る人がいないと近親者の方から持ち込まれた、成猫2匹(チンチラ♂10歳と、茶白♀5~7歳)を引き取った。

この子たちのほかにも持ち込まれた猫が数頭いたが、すべてを引き取れないので、結果、選んだことになる。


先月は、やはり引越しで飼えなくなったという白猫(トパ♂、ルナ♀)、三毛♀、白キジ♀。

三毛♀以外は、飼い主申告10歳という猫たちを4匹、引き取った。

その間にも、もっと若い猫でも、何頭も処分に送られている。

生まれて間もない、目の開いていないような赤ちゃん猫もたくさん処分されている。


センターから状況を聞くたびに、思案し、どうにか引き取れないかと思うが、里親探しはそう簡単ではない高齢の成猫を、そう何頭も引き取れない。

我が家から、どの子か一時預かり先に出るか、里親さんが決まるかしないと、空きが出来ない。


引越しでペット可住宅を探すことは大変かも知れないが、努力して探したんだろうか。

センターに持ち込む前に、里親探しはしたんだろうか・・・・。

8歳まで一緒に暮らして(きっと子猫から一緒にすごしたのではないか?)、飼える環境を準備できなかったと、センターに処分に持ち込む気持ち。

どこかに捨てるよりは、まだ良心があると思いたいが、でも、苦しんで死ぬことを覚えていて欲しい。


これから子猫ラッシュの季節が来て、ますます成猫の保護は難しくなる。

毎年繰り返されることだが、出入り自由猫、あるいは、♂♀飼っていて子猫が生まれる可能性があるなら、飼い主さんが、しっかり自分の家の猫を避妊去勢すること。

それが徹底されれば、野良猫も捨て猫も、処分に持ち込まれる子猫も半減する。

簡単なことのように思えるが、それでも1万2万の手術費用を惜しんで、生まれてくる小さな命を何十匹も処分すること(或いは捨てる)を続ける人はたくさんいる。