■センター本所から犬2匹引取り
 2月14日に収容期限を迎えたコーギー♂と、処分持込のMダックス♂の引取り。
 今日もセンターから動物病院までの搬送はナツママさんにお願いした。
 ナツママ、毎週、ありがとうございます。
 
 ●コーギー♂(仮の名前:いぶき)体重13キロ、推定7歳
  去勢・5種ワクチン・フィラリア抗原検査・歯石除去済(2/17実施)
  少しウェイトオーバーではあるが、健康状態は良好。
  人が大好きですぐにゴロンとなっておなかを見せる。
  おそらく外飼いされていて、あまり散歩に行ってなかったのか運動不足だったのかも。
  毛艶も良くないが、一時預り先で見違えるようになるだろう。
  2/18にいったんペリさん宅に引き上げていただき、2/19に一時預り先のpruuさん宅へ移動予定。
  pruuさん、休み無いお預り、申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
  2.17引取りコーギー♂  病院での「いぶき」(写真:ナツママ撮影)
 ●Mダックス・スムース♂シルバーダッフル(仮の名前:ハービー)体重5キロ、3歳
  去勢済・5種ワクチン・フィラリア抗原検査(2/17実施)
  咬むということで飼い主がセンターへ処分持込み。
  まだ3歳という年齢を聞いて、当会で引取り、しばらく様子見することに。
 咬むことは、それまでの飼養環境や飼い主との関係に起因するところが多い。
 虐待を受けていた子は、人に対して恐怖と警戒心があるので、怖くて歯を剥く。
 幼少期から我侭放題に育てていて、後で何とかしようとして、うまくいかないことも多々ある。
 矯正の余地のないガウガウ犬は、今まで引取った子たちを見ていても、ほとんどいないに等しい。
 多少、生活していく上での工夫が必要な場合もあるが、ちゃんとその犬の性格と問題行動が起こりえる原因(起因)を理解していれば、噛まれないように、噛ませないように回避しながら、一緒に生活していくことは出来る。
 時間の経過とともに、苦手であったこと、怖かったことも徐々に克服されて、良い方向に行く。
 理由なく咬むということは無く、何かしらの理由があることを私達は理解しないといけないだろう。
  さてハービー、預けてもらった動物病院のゲージ内では、すごい形相で歯を剥いて威嚇。
  センターでも同じような様子だったらしい。
  安易に手を出せば、ガブリと噛まれるのは間違いないだろう。
  何が怖いのか?
  ゲージから出して、カラーをつけてもらって血液検査・ワクチン等を済ます。
  カラーがあれば問題なく出来たとのこと。
  ゲージから出すと、ゲージ内で威嚇していたのがウソのように大人しい。
  傍にいる人間に吠え掛かることも、いきなり噛み付くこともない。
  まだまだ緊張しているようで、不意に手を出すと怖いようでウウ~と言うが、こちらがただ傍にいる分には大丈夫。
  お散歩の引きもなく上手に歩く。
  うーん。いったい何が原因で、ゲージ内でこんなに威嚇するんだろう。
  
  我が家ではゲージはオープンにして、常に出入りできるようにし、朝晩のゴハンはゲージ内で(でも扉は閉めずに)与えることに。
  室内はフリーで、しばらく首輪にリードはつけっぱなしにしておくことにした。
  他の犬とケンカすることもなく、匂い嗅ぎをしたり友好的。
  犬たちと遊びたそうな素振りをするが、老犬が多い我が家では、誰も遊びに乗ってこない。
  猫のモモ(全盲の猫)が、ハービーのリードにじゃれついていたが、ハービーから猫に攻撃的なところはない。
  ただ自分の手の届かないところにいる猫には吠えていた。
  まだ1日目なので、ゆっくり様子をみよう。


我が家のような多頭の環境では、犬猫にストレスを与える要因も多く、正直、犬たちが本来の姿を取り戻すべく、落ち着けるような環境ではない。犬の場合であれば、猫に興奮し、他犬と小競り合いがあったり、日中は留守番、お散歩も十分な時間が取れない等々、ストレスが溜まる要因も多い。
ハービーも、もっと違う環境の方が良いとは思うが、出来るだけコミュニケーションを図る時間は取ろう。