■センター本所へ
夕方近くにセンター本所へ行く。
今日が期限の犬で、まだ飼い主が見つかっていない子が小型犬・中型犬合わせて全部で9頭。
このまま飼い主が現れなければ13日に処分に送られる。
当会は小型犬の引取りがほとんどなので、中型犬以上の犬を引き取ることはめったにないが、この時期、小型犬の収容が少ないので、大きい子も見ておきたかった。
もしかして処分に送られる子を1頭でも引取れないか・・・という思いで。
今日の期限でまだ犬舎に残っていたのは、気立ての良いゴールデン♂推定7~8歳、プロットハウンド♀推定5~7歳(両耳ともヒドイ外耳炎あり。人懐こいがハイパー)、茶のMIX♂推定10歳以上(フレンドリーな仕草をするが後肢が弱っているようだ)、黒茶のMIX♂推定2~3歳(まだ若いようで歯もきれい、こちらに向かって吠えるが攻撃的な感じではない)、柴犬♂推定7~8歳?(ずっと寝てばかりなのでよくわからなかったが大人しそう)、あともう1匹柴犬♂推定10歳以上だろうか、この子は別の犬舎にいたので直接見てはいない。
他に期限はまだ来ていないが、秋田犬とハスキーのMIXのような大柄の♂。まだ2~3歳と思われる。若いし元気がある。1~2歳くらいのテリア系MIX。この子もフレンドリーだが元気有り余っている様子。ラブラドール♂もまだ若い。今日収容されたばかりのMIXは、高齢犬のようだ。犬舎の隅にうずくまっている。
中型・大型犬舎に入ると、皆、いっせいにこちらを見る。
一生懸命アピールして出して出してといっているように、シッポフリフリの子もいたり、吠える子もいたり、皆の目を一斉に浴びて心が苦しくなる。
明日、センターに確認して飼い主が見つからなかった子の引取りの検討をしないといけないが、正直、中型犬以上の大きい子はすぐに預かり先も見つからず、病院に預けるか、我が家に置けそうな子は置くしかないのだが、それでも何頭も引取れるわけではないので、いっそ見ないほうが良かったのか・・・とも思ったが。
この保護日記で紹介するのは、引取った小型犬ばかりだか、この子たちが幸せへの階段を上っていく裏では、毎週、多くの中型犬MIXや柴犬などが処分に送られているという現実を見つめ直さないといけない。
引取りが出来なかったとしても、処分される命が増えないように、前向きに何かを考えていかないといけない。たとえ小さな積み重ねでも、いつかそれが実を結ぶことを信じて。
■チワワ♀サラ、退院
昨日避妊手術を終えたチワワ♀サラの退院で、病院まで迎えに行く。
1月6日にセンターから引き取って、ペリさん宅でプチ預りしていただいていたが、今日から数日我が家にいて、その後、週末に一時預りさん宅へ移動する。
とっても人懐こい甘えん坊で、抱っこ抱っこ抱っこ~と始終せがんでいる。
左前足に骨折跡があり、少し足先が曲がっているが、普段の生活に問題はない。
食欲も旺盛で晩ゴハンもペロリ。
サラという仮の名前は、一時預りママのたまびんごさんがつけてくださった。
かわいい名前をありがとう。
しかし小さいので扱いが怖い。気をつけて歩かないと踏んでしまいそうだ。
我が家には、大雑把に扱っても大丈夫な頑丈な4本足が向いている。
夜、今日見た子たちのことを考えるが、ラチがあかない。
いくら考えたところで、どうにもならないことはある。
これは今日で終わりではなく、続いていくことだから・・・・。
MIX犬の良さをもっと多くの方に知って欲しい。
住居の問題もあるとは思うが、室内で十分に飼える大きさである。
小型犬と仲良く同居で暮らしている子もたくさんいる。
パフちゃん&リンダちゃん、夏子ちゃん&ラブラくん。当会出身の子たちだが、折をみて紹介したい。