■保護猫・ボス、天国へ
 昨年9月にセンターから引取った茶白♂のボスが、11月29日、天国に旅立ちました。
 今まで応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
 ボスの亡骸は11月30日、回向院に納めてきました。
 きっと先に旅立った子たちと、もう出会っていることでしょう。
 回向院まで搬送して、一緒に見送ってくれたペリさん、ありがとう。
 元気だった頃のボス  写真は元気だった頃のボス
 
 エイズキャリアということもあり、ご縁には恵まれなかったが、人にはとっても甘えん坊でかわいい子だった。
 最初は他の猫に飛び掛ったり、結構、向こう気の強いところもあったが、反面、犬にはおおらかで、犬の傍でも平気で寝ていていた。目が奥目で垂れ目に見えて、いつも泣きそうな顔に見えたり。とても愛嬌のある子だった。
 体調を崩してからは、朝晩、私がキッチンに立つと、缶詰の催促に来た。今まではドライフードの方をよく食べていたのに、きっと口内炎でお口が痛かったのかも知れない。舐めるように食べていたウェットフードも、食べる量が日に日に少なくなってきて、最後の1週間は、ほとんど何も口に出来なかった。水を飲みたいのだけど飲むことが出来ず、すっと水の容器を見つめていた。
 亡くなる日の朝、もう今日が最後だと思って家を出て、1日、ボスのことを考えていた。
 帰るまで生きていてくれるだろうか・・・そればかり気になっていたが、帰宅した時には、数分前に息を引き取った後だった。ずっと帰りを待っていてくれたのかも知れない。朝、家を出るときに、帰ってくるまで待っててねって声をかけたから。
 死に顔はいつもの泣き顔だった。
 
 今年になって天国に旅立った子は、犬では、シーズー「ハッピー」、ポメ「あこ」、ヨーキー「チャコ」、
 猫は、キジ白「あずき」、三毛「あん」、子猫「れふと」、「チャタ」、「文太親分」、そして、「ボス」。
 チャコ、れふと、チャタ、文太は、預かりさん&里親さんに暖かく見守られて旅立った。
 今までもたくさんの子を見送ってきたが、いつになっても馴れることはない。ただ、気丈にはなったと思う。
 
 チャタを看取ってくれたターフーさんにボスが亡くなったと電話をしたら、またチャタの話で2人とも涙ぐんでしまった。ボスもそうだが、チャタも本当に良い子だったね~と。
 センターから引取る子も、外の過酷な環境で生き抜いてきた子も、どの子も皆、人間に優しさと愛情を分け与えてくれる。私たちは便利なモノに溢れて、何でも人間がコントロール出来るような錯覚をして、大切なものを見失っている。
 小さな命を慈しむ気持ちを忘れないでいたい。
■保護犬シーズー♂キャラメル、体調が悪い
 今朝ゴハンを食べなかったが、夕飯は1/3ほど残して食べた。
 どうにも辛そうに見える。心臓の具合が悪くなっているのかも知れない。
 今日は休診日なので、明日、病院に行こう。
マルチーズ♂ジュピター、一時預り先が内定
 今週の土曜に一時預り先に移動予定。
いつもながら、その1匹の子に手を尽くせないことが辛い。
引取りを減らせば、お世話もかけられる医療費も、もっと多くなると思うが、その選択は簡単には出来ない。
最高のことは出来ないけれど、雨風が当たらない寝床と毎日のゴハン、十分ではないけどお散歩、それだけでも良いと思ってくれるだろうか。愛情は何十分の1になる。毎日抱きしめて、愛しているということも出来ない。
最高の医療にかけることも難しいから、もしかして、あと5年生きられたかも知れない寿命が、2年になってしまうかも知れない。
それでもキミは喜んでくれるだろうか。
幸せだったよと最期に思ってくれるだろうか。