・センター本所に電話

 今週、小型犬で、他に処分に送られる子がいないか確認。

 昨日、文京区から収容された負傷のミニチュアピンシャー♀について聞く。

 既に死亡していた。

 収容経緯をお聞きしたら、なんとゴミ置き場に捨ててあったとのこと。

 発見された時は、まだムシの息があったようで、発見者の方がすぐにセンターに通報されたそうだが、センターに搬送した時には亡くなってしまったとのこと。

 まだ生後2~3ヶ月の子犬だったそうで、飼ってからすぐに病気になったのか、目立った外傷はなかったそうなので虐待されて捨てられたとは思いたくないが・・・・


 先日、千葉県佐倉市在住、自称ウェブデザイナーの男性(44歳)が、犬をネット経由などで購入しては、虐待してゴミ置き場に捨てていた事件があったので、恐ろしいことを平気でやってのける人間もいる。

この事件が発覚した時は、ゴールデンの子犬が、虐待により足を骨折して捨てられていたそうで、過去にも、この男性の自宅前のゴミ置き場にビーグルなど3匹の子犬が虐待を受け捨てられていたとのこと。

虐待目的で犬を購入していたというから、なんともいえない気持ちになる。


 動物の愛護及び管理に関する法律  ← 是非、一読してください


第27条 愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。

2 愛護動物に対し、みだりに給餌又は給水をやめることにより衰弱させる等の虐待を行つた者は、30万円以下の罰金に処する。

3 愛護動物を遺棄した者は、30万円以下の罰金に処する。


こういう法律があっても虐待や遺棄が後を絶たない。

現行犯でなければ、捨てられた犬猫の飼い主がわからない。

どうすれば、取り締まることができるのだろう。

安易に販売する繁殖業者の規制(免許制など)を、もっと厳しくやっていかねばならないと思う。

全頭にマイクロチップの導入を義務づければ、むやみに捨てる人が減るのか・・・。

しかし捨てられないからといって、劣悪な環境、或いは虐待を受けて飼われ続けることは、捨てられることと同等に悲惨である。

アメリカなど確かに保護シェルターも多いのだか、日本とは比べ物にならないくらい、安楽死をしてくれと病院に持ち込む飼い主も多いのだとか。飼い主の責任として、センターに持ち込みガス室で殺処分するくらいなら、どうか腕に抱いて安楽死してあげて欲しい。それがせめて、最後、自分で責任を取れることではないのか。