滋賀県ローズファームケイジのスプレーのWABARA 「葵～風雅～」 。
丸弁カップ咲き。蕾はブラウンで、開花すると色が抜けてシックな紫に変化する。
カップの底は黄色。日保ちします。香りはありません。
「葵」の枝代わり。「葵」から「いおり」、「葵～風雅～」、「そら」、「暦」、「葵～七～」と生まれました。
ローズファームケイジFBより
「葵～風雅～」
いおりの次に誕生したのが「葵〜風雅〜」は、葵特有のアイデンティティをしっかり引き継ぎ、副題をもってその関係性を表現しています。
葵よりも、より軽やかな色合いが風に揺らめく雅であるとつけられたその名前には、音楽書法の一つである「fuga」(伊)にも意味を重ねています。
fugaとは、元になる旋律を軸に複数の声部が模倣しながら後続の旋律が次々に追いかけ、または絡み合いながら演奏する様式の曲です。この書法を用いた音楽は非常に数式的要素を孕み、かのJ.S.バッハをはじめ偉大な音楽家たちによってこの緻密に組まれた計算式のような名曲を世に生み出しています。
美しき音楽の追求の中の元に生まれたであろうfugaの旋律は、和ばら作りにも重ね合うところがあります。新たな品種の誕生には、自然が生み出した、遺伝子による緻密に練られた進化の計算式を感じます。私たちが日頃から大切にする美しいばらを生み出すことの追求には、時に美しい論理性の背景があると感じています。
「葵〜風雅〜」には、葵の枝変わりとして生まれて来た意味を音楽に擬えて表現したいとの思いから、このような名前になりました。
旬
シルバーレース、ルージュロワイヤル
