本当に奇跡の湯だった温泉のご紹介です。 
 
北海道の道南、長万部にある湯治場的な♨️
二股らぢうむ温泉
 
以前からずっと気になってたが
躊躇する点があり
なかなか行けませんでした。
 
混浴だったり
食事の会場が湯治場なので
何人もの他の方と相席になるとか
口コミが微妙な事が書いてあったりとか。
 
素晴らしいお湯に惹かれて
思いきって行きました。
この時は2月です。
 
札幌からJRで約2時間半
長万部駅から送迎あり。
 
乗用車でお迎えです。
 
送迎の利用は駅から私1人と名古屋からのお越しの
オジサンと2人だけでした。
 
このオジサン、年越しも二股らぢうむ温泉に
来てたそうで年に何度も来てるそうです。
しかも15年くらいのリピーター。
すごいです。
来たら10日から2週間位滞在してるそう
湯治のプロフェッショナルだ!
 
 
送迎車で30分くらいで到着です。
 
 
早速お風呂へ
 
 
こちらは女湯の脱衣所の窓から見た
混浴の大浴場です。
 
さすがに入るのは無理です。
丸見え
 
 

 
 
こちらは女湯です。
ちゃんと露天風呂があります。
 
右側は熱い湯
左はぬるめ
 
 
ここは湯治場
今回は4泊です。
いつも一人温泉旅はせいぜい
1泊でしたが有休を使い
4日泊5日の湯治デビューです。
2月は混雑もなく平日に設定しました。
 
 
 
 
 
山の中なのでコンビニも何にも
ありません。
売店的なものも無いに等しいです。
かろうじて自販機はありました。
 
 
 

 
 
ちなみにカランやシャワーはありません。
源泉のみ。
 
身体洗うのも全て源泉です。
シャンプーやボディーソープなど
いっさいありません。
 
持参したボディーソープがまったく
泡だたない。。
シャンプーも。
 
 源泉で髪を洗うと髪の毛が
バリッバリになります。
 
ドライヤーは脱衣所にもお部屋にもないです。
予め持参してきました。
 

 
 
湯の膜っていうか
なんか濃いです この温泉
しゃりしゃりした湯の華が舞ってます。
このしゃりしゃりは石灰です。
 
湯治客の話を聞くと
1日8時間入ってるそうです。
 
8時間!
 
でもぬる〜い湯もあるので
長湯できるけど8時間はさすがに無理です。
温湯は37度くらいだと思います。
 
 
2週間滞在のおばあさんが👵
足が悪く杖をつく程だったけど
ここにくると杖なしまで回復すると
言ってました。
 
 
お風呂で話をしてるとあっという間に
1時間やら2時間経過します。
こうやって皆さん他愛のない話しを
しながら長く湯につかってるようです。
 
そんな女湯の中で この湯の良さを色々教えてもらったり
見て学んだり
 
 
こちらは早朝に混浴風呂へ
部屋着のまま降りて行き撮影した
ものです。
タイミングよく誰も居なかったので。。
 
女湯と比べ物にならぬ位
ひろーい内湯
 
羨ましいです。
 
湯の花パリパリ!
パリパリ具合が全然違う!!!!!!
 
 
 
 

 
 
 
入りたい。。
 
でも誰か来たらやだし
 
 
二股らぢうむ温泉の混浴風呂は
タオル巻きで入るの禁止されてます。
え!!!
 
理由は
 
湯が痛むから
だそうです。
 
こんなにだだっ広い所で小さなタオルで
体を隠すには限界があります。
特に露天風呂の湯舟に入るときは大きく跨がなければ
入れません。
 
 
 
それにしても
混浴風呂は湯船がいっぱいあります。
熱いのから丁度から温湯まで。
 
 
 
 
 
 
こちらは源泉ぬるゆのプールです。
 
ここは唯一水着着用オッケーらしいです
 
でも混浴風呂を通過してじゃないと
行けないので1人湯治デビューのわたしには
無理です。
というか入る気が最初からなかったので。
 
でも2回目以降の来館の時は水着を購入し
毎回入ってます。
 
こちらのプールはとても深くて130センチくらいは
あったと思います。
 
プールだけど男性はだいたいスッポンポンで
水中ウォーキングしてます。
主におじいちゃん。
 

 
 
 
食事の時間は決まっていて
この時宿泊客は8名くらいでした。
全員1人湯治です!
 
口コミで粗食メニューなので
おかずが足りないとか読んでいたから
色々持ってきたけど
テーブルに出して食べる雰囲気じゃなかったので
活躍なし。
 
同じテーブルに数人座るため
隣やむかえの方にどうぞと進めるべきか、
一人で食べるべきか
そんな細かいことを考えてたら
めんどくさくなり食べませんでした。
 
 

 
 
宿泊客も少ないので
テーブルに皆まとめられての食事です。
 
食事は朝、昼、夜と同じ時間でスタートなので
自然に皆さんと会話するように
なります。
というかなんとなく座る席がワンパターン化してきます。
ずっと話しかけないでオーラー全開のダンマリな人もいれば
おしゃべり機関銃の方やら
いろいろです。
 
 
行きの送迎で一緒だった
名古屋のオジサンは湯治のベテラン
なので色々聞いて教えてもらいました。
 
お風呂場には真水と炭酸水が蛇口から
出ていて炭酸水で目を洗うといいとか。
 
私は知らずにただ目にも良いと思い
源泉で洗ってました✖
石灰の湯の花が眼を傷付けてしまうようです。
しゃりしゃり石灰の破片がダメみたい。
 
その炭酸水でパシャパシャ洗ってたら
あら不思議。
湯治後帰宅してから いつも変なアレルギー性の目の痒みや
涙目で悩まされてましたが1か月くらい
嘘のように目が楽だったのです。
 
それとこの炭酸水を飲むのも
体がアルカリ性になるみたいで体に良いと!
でも、でも、でも、
ひっどく不味いです。
 
味は例えていうなら
 
だし汁炭酸。。。。。。。
 
そして女湯でおばあさんが源泉を飲んでたので
私も飲んでみたら
激不味でした。
一口でやめ。
日帰りのお客さんを見てるとせっせと
炭酸水を汲んで持ち帰ってました。
中には小樽から定期的にタクシーに乗って
汲みに来てる常連とか。
いったいタクシー代いくらかかるんだろう~。
 
 
 
皆さんの話を聞いてると
数日経つと身体の悪いものが赤くなって
体から出ててくそうです。
 
 
そんな赤いものが私に!
 
そしてめちゃくちゃ痒い!
 

 
なんか出てきた!出てきた!
かゆいけど嬉しい。
悪いの出てきた?
 
 
後で分かったことですが
湯かぶれでした。
 
源泉が濃すぎるので湯上りは洗い流したほうがいいみたい。
でも冷たい真水しかないんです!!!!!
 
リピーターのオジサンに聞いたら
湯上りにタオルを真水につけて体を拭いたらいいと
教えてもらいそうすることに。
オジサンはそうしてるそうです。
 
この4日間の湯治中に新しく来る方、
そして長い湯治を終わらせ帰る方
お風呂で何時間も話してるとなんだか
名残惜しくなります。
1泊だけ名古屋からお越しの華やかなお姉さんがいて
食堂でもそれはそれはなんだか明るい雰囲気でした。
翌日は又静かな雰囲気に戻りなんだか寂しい感じ。
 
そんなお客さんの入れ替わりを見てると
 
なんか なんか
 
 
あいのりみたい。
 
 
湯治あいのり
 
 
 
 
とにかく殆どの方が一人で来てます。
私は週末外しの平日の湯治で行ったので
混雑とか避けれて平日の泊り客が8~10名くらでした。
 

 
 
外は何もありませんが退屈すぎて
ちょっと外に出てみることに。
 
雪しか無いので戻ります。
 
 
お風呂場に行く階段の窓。
雪が凄いです。
 
 
 
 
 
雪だらけ。
 
 
 
 
 
女湯の露天から。
 
1日何度も入りに行くと
さっきまで居た方がまだ入浴してる!
という事も多いです。
 
皆さん多かれ少なかれ
身体の不調で訪れていて
こちらに来ると回復するみたいで
何年も通ってる方が殆どでした。
 
廊下に体験談などが沢山貼ってありました。
全国から噂を聞きつけて病を治しに
来る方など回復し元気になった体験談です。
 
 
 
 
 
 
 
お風呂の図。
 
 
女性側から混浴、もしくはプールへ
行くには男性脱衣所を通過しなくては
なりません!
この男女の境目はただ暖簾がかけてあるだけで
たまに男性側から間違って女性側の脱衣所へ
来る方がいます💢
 
 
ちなみに脱衣所のロッカーは鍵が
かかりません!
男性はお風呂まで距離があるので
貴重品は絶対置きっぱなしにしないよう
気をつけた方がいいですね。
 
 
女湯の脱衣所の窓
つららが窓に刺さりそうで怖い・・・
 
 
湯治客のオジサンからリンゴとチューハイの
おすそ分けを頂きました。
😄わーい。
 
ここ二股らぢうむ温泉では間食するようなものを
買えるとこが無いに等しいので
事前に用意するか、長万部駅から徒歩5分くらいのところに
ドラックストアのツルハとラルズスーパーがありますので
そこで調達するといいと思います。
 

 
 
とうとう帰る日が来ました。
まだ空が青い朝風呂です。
 
4泊5日はあっという間でしたが
一人自分のペースで好きな温泉に何度も入り
湯治客の方々と色んなお話をし人生の先輩方から
楽しいお話や色々な事を学ばさせて頂きました。
 

 
とうとう帰る日が来ました。
まだ空が青い最後の朝風呂です。
 
濃い源泉で4日間洗い続けた髪の毛はパリパリ
体は湯の華の石灰で白くゾンビみたくなっていたので
長万部駅近くの長万部温泉で体を洗って帰るとします。
 
駅から10分程で行けます。
とても分かりやすいです。
 
 
荷物は駅のコインロッカーに預けて目指すは
丸金旅館さんの日帰り温泉へ目指します。
駅のロッカーでは大型スーツケースは入りませんが
隣接してる観光案内所で無料で預かってくれます。
ロッカーに入る大きさはロッカーを案内されます。
そして長万部の日帰り温泉リストもこちらでいただけます。
 
 

 
丸金温泉さんのお風呂はとても清潔で
癒される温泉でした。
もちろん源泉かけ流しです。
けっこーーー熱いです。
 
 
露天風呂もあります。
 
こちらはぬるめ。
この時は午前中でも日帰りを受け付けてましたが
今は午後からじゃないと入れないようです。
 
帰りのJRの中でふと自分の手に目をやると
小指の付け根のところが赤くなってる・・・
なんだ??
 
実は数年前にこの赤くなってる場所に
腫瘍ができて手術して人工骨が入ってまして
グーパーがうまくできません。
右手なだけにたまに不自由。
 
なんかうっすら赤い。
 
 
 
帰宅から~3日間くらいだんだん赤みが強くなり
指の先端と手術した小指の付け根と手のひら下が
だんだん赤くなりドクドクと脈打つような感覚がしてきました。
なんとなくではなく、ドク、ドク、ドク、と今まで感じたことのない
感覚です。むしろ少しむず痛いくらい!
1週間くらで赤みも消えたところで
 
グーパーできる!!
変な不自由さがない!
なんか手から毒出た?
 
それと仕事をしながら
別に体調悪くも無いが
 
良くもない。
 
というのが当たり前でしたが
すこぶる体調がいい!!
なんだか体が軽くて何をするのも体が楽。
 
毒出た?
 

これをきっかけに
2か月後に又訪れ
その時は2泊でしたが炭酸水を
2リットル汲んで帰りました。
 
 
今は定期的に湯治に行ってます。
 
おしまい。