クリスタルスカルの王国劇中で、ペルーからマリオンがマットに送った手紙です。
内容はマリオンが息子のマットに、インディにオックスリーのメモを見せるように指示する手紙と、オックスリーが手書きした奇妙な文字と絵のメモ。これは映画をご覧になった方ならもう説明の必要はないですが、現存しないラテンアメリカの言語「コイモア」で書かれたチャウチージャ墓地に導くヒントでした。
インディはこの文字を一目でコイモアと気づき、古代マヤ語と照らしあわせて即座に解読します。インディの言語学に関するずば抜けた能力がかいま見れるシーンです。このヒントによってインディとマットはペルー、ナスカに飛ぶ事になるという前半のキーアイテムです。

 

 

 

劇中からこの手紙のアップシーンが多いなぁ・・・とは感じていましたが、DVDの特典映像には「ファンよ。自分で作製しなさい」とばかりに詳細に紹介されていました。私も結局踊らされて作製してしまったわけですが、コイオマはともかくマリオンの手紙は英語ができない分、そのままビジュアルを書き写しているだけなので、綴りなどがおかしなところが絶対にあるはずですので、いづれはマリオンの手紙を英語の出来る方に活字にしていただき、それを観ながら作り直したいと思います。とにかく今は雰囲気で、作製・・というところでしょうか(苦笑)

 

 

で、エアメールの封筒です。
劇中に登場するエアメールの封筒は現在手に入らないようだったので、封筒も自作してみました。DVDの資料で判読できる部分は極力再現したつもりです。封筒は裏面は紫のラインを印刷して実際の封筒のように中身を見えにくくしています。また、写真だとわかりにくいですが宛先の部分のみ裏の紫がなく、四角く白がぬけています。実際のプロップがそのような仕様に見えましたのでそうしています。

 

 

1951年当時のペルーの切手はかなり苦労してネットで探し出して、消印をレタッチソフトで消去してから個別に印刷し、切手状にギザギザをつけて、エアメールの封筒に貼付けました。ペルー、ナスカの消印ははPCで作製して切手を貼った上からそれっぽく印刷しています。なんだかんだで、中身の手紙よりも封筒の方がたいへんな作業でした。
最近のプリンタは高性能なので、かなりいい感じに仕上がったと自負していたります(苦笑)