インディのパンツです。なぜか海外のファンサイトやオフィシャルな本でも、このパンツのもとになった生地とデザインがアメリカ海軍士官のパンツとされていましたが、仲間のインディ研究家であるジョー氏によって、実際には海軍士官のものではなくアメリカ空軍の前身であった陸軍航空軍のものであることがほぼ判明しました。本家ですら見落としているこれらのことを解明されるというのは素晴らしいことです。
生地は大概の方がコットンだと思っておりますが、実は100%ウール素材です。イングリッシュウールと呼ばれるピンクがかったカラーのウールで照明や角度によって様々なカラーに見える不思議なパンツではあります。

一度自作も考えましたがコストパフォーマンス的に買った方が安いという理由で消えました(苦笑)

 

 

 

 

 

 

 

 


写真は収納の仕方が悪くてへんな折り皺ができてしまっていますがジャケット、シャツと同じくウェステッド社の製品で、素材はそのイングリッシュウールを使用してインディのパンツの特徴であるバックの両ポケットにつく独特な型値のフラップや、時代にあったボタン式の前開口部など、劇中とほぼ同じクオリティに仕上げてくれています。
商品は基本裾上げがされずに届きますので、自分で上げることになります。が、ここで大事に普通のジーンズを裾上げするかのようにしてはインディのものとは違ってしまう点に注意です。
インディの裾上げは、がばっと内側に一折りして上からざっくり縫い上げてしまうというアバウトさなのです。
ルーズなシルエットとこのアバウトな裾上げ、きっちりプレスしていない洗いざらし感がインディパンツには大事なシークエンスといえると思います。