バックパック1

 


インディギアとしては馴染みが薄いかもしれません。むしろ、そこまでこだわってる人の方が少ないかも。
クリスタルスカルの王国で登場した新ギアのバックパック(リュックサック)です。
私たちインディギアを追い求める人間にとって悩みの種だったのがインディスタイルで出かける際の荷物をどうするかという点でした。ちょっとした身の回りのものならばショルダーバッグに入れてしまえばいいのですが、鞭やガンホルスターをぶら下げて電車に乗るのもなんですし、インディのスタイルでいるにしても大きな荷物がある場合だってありました。

 

 

 

ナックパック2

 


そんな悩みの種を一気に解消してくれたのが、このバックパック。
本家のインディギアでは先行でスチル写真が公開された当初から、このインディが持つバッグはなんだ???と議論が交わされていました。
劇中のシーンとしてはペルーに降り立ったインディとマットが、チャウチージャ墓地でスカルを発見して、このバックパックにスカルを入れて墓地を出たところをソ連軍に拉致されます。それまでの間インディの背中もしくは、マットの背中にこのバックパックが揺れていました。
私もジャパンプレミアで初めてインディ4を見たときから気になって気になって、本家インディギアでの情報を心待ちにしていたものです。なんといっても劇場公開は向こうが早いのですから確認するのも向こうが早いはずです。

 

 

 

 

 

バックパック3

 


いろいろ憶測もでましたが、最終的に劇中使用されているバッグは旧西ドイツ軍の山岳部隊の小型リュックサック旧型だということがほぼ判明しました。
これは購入せねば!!!と思いましたが日本国内でこのリュックを扱っているミリタリーショップがまったく見当たらず、海外でもドイツ国内ではみかけるものの、その他では皆無。しかもそのドイツの通販はEUのみにしか発送しないというおまけ付き。散々さがして国内の主なミリタリーショップに問い合わせた結果、1件だけ扱いがありました。(現在、インディギア仲間がドイツの業者からの購入を試みて冒険を遂行しています)
届いた代物はかなり使用感があるものの逆にそれがインディギアにはいい風合いともいえるコンディションのものでした。ただ、劇中のバッグはどうにも茶系に見えるのですが届いたものはオリーブグリーン。これは???とは思いましたが、よくよく劇中のシーンを見てみると照明の関係で茶系に見えるものの、インディのものも同じカラーであることが判明。しかし持ち手のレザー部分とフラップについたベルトの部分はどうみてもダークブラウンに見えます。またシーンによって持ち手のレザー部分の長さがオリジナルよりも確実に長いものがある。
仕方ないので、オリジナルの持ち手レザー部分は長いものを自作して付け替えて、フラップのベルトは色を染め変えてみました。

 

 

 

 

 

バックパック4

 


最後に残った難関は劇中ちらっと見えるフラップ部分の文字だかマークだか。そこになにか四角いものがあるのは見えるのですがどうしてもなんなのかわからない。本家のファンフォーラムにもまったく情報が上がらない。それを確認するためだけに2回くらい映画館に通いました。(インディは結局6回見たのですが)結局はわからないままDVDの一時停止と特典映像を待つことになったのです。
そしてDVD発売、ほぼ同時にメイキング写真集の発売も手伝って、それが革のパッチでH.J.(ヘンリージョーンズ?)の文字が白で染めてある事が判明。完成に至りました。

まぁ最終的には持ち手の長さや色もほぼオリジナルと同じものであることが判明したのですが(苦笑)
それでもシーンによっては確実に持ち手が長いものもあるので、いくつかバージョンがあるのでは???
というのが現在の見解です。
このバッグだけは、世界的にも再現してるのはまだ人数が少ないのでは??と自負しているのですが。