こんばんは、ルルです。  
 

昨日12/3は宙組さんを、そして今日はシラノの初日を観て
まいりました‥。



ここから内容に触れますよ〜⚠



12/4㈮15時初日 21列上手側サブセン


シラノ、私はエドモン・ロスタンの原作も未読で今回初めて
ストーリーを知りました。

17世紀に実在した剣豪詩人を主人公に描かれたこの作品。
なんというか登場人物皆が愛おしい存在で。
ナウオンでもお話されてましたけど、悪い人がいないんですよね。


プログラムの大野先生のご挨拶に、とても興味深いことが
書かれていました。
一部引用させていただきますね。

…原作(ロスタンの韻文戯曲)の初演は、コレラの欧州流行と未だ正体の
分かっていなかったインフルエンザの欧州流行に挟まれた、束の間の小康時に
なされたものでしたし、その主人公である実在の人物シラノ・ド・ベルジュラック
は、詩人・剣客、そして戯曲の作者でしたが、彼が活躍した頃、フランスでは
ペストが流行していました。『シラノ』の初演は19世紀、シラノが生きたのは
17世紀ですが、いずれの時代においても困難に打ち克ち、演劇や文化を繋ぎ
続けて下さった人々がいたからこそ、21世紀の今、私たちも新たに『シラノ・ド・
ベルジュラック』を上演出来るのだと思います。 
 宝塚歌劇団は、戦争をも乗り越え、続いてきた劇団です。私たちの代で
終わらせる訳には参りません。


私、幕間にこのご挨拶を読んでちょっと泣きました。
前日に届いていた『歌劇』12月号の特別寄稿〜演出家より〜の
小柳先生も『はいからさんが通る』の公演中止・再開にまつわる
ことを当時のお気持ちも含めて書いておられて、それを読んでいた
からでしょうか。
先生方も本当にご苦労されたのだな、と。
そして人類の歴史の転換点には病の流行がつきものだとも。

不要不急と言われがちなエンタメ業界ですが、それを生業に
している人たちがいること、そのエンタメに夢を見せてもらって
いる人たち(私もその一人)がいることを改めて考えたお二人の
文章でした。


では話を戻しまして。


第1幕を観た直後の感想↓


シラノは豪快で恐れを知らない、でも情に厚い人。
ロクサアヌのことを愛していながら、彼女の恋に協力したり、
瀬央さんクリスチャンの願いもきいてあげちゃう良い人。

それだけに彼の苦悩が観客にはおかしみとして伝わるんですよね。
あれだけ素敵な言葉を紡げるのに自分の生き方や恋には不器用で。
それだけになんだか応援したくなってしまうんです。
シラノも幸せになってほしい!

ちなみに冒頭から舞台上にはたくさんの登場人物がいて
目が足りません!
誰がどこにいて何のお役してるか探すのが大変です(笑)




2幕は本当にあっと言う間でした。
気がついたらラストは十数年後だし!
余韻を感じる間もなくフィナーレが始まります。
瀬央さんがキラキラでした。

お芝居中でもガスコン青年隊という言葉が度々出てきて
その度に月組All for Oneのこと思い出してしまって(笑)
そしたらフィナーレでデニムの銃士隊のお衣装が使われてて!

轟さんとほのかちゃんのデュエットも素敵でした。
私、轟さんのデュエットダンス劇場で観たの初めてかも…!

カテコではまずみきちぐさんが組長就任の報告をされたんですけど
拍手が鳴り止まなくて!
星組パッションは観客にも根付いているのですね☺️

エル・アルコンチームも素晴らしかったですが、シラノチームも
良かった。コスチュームものほんと似合います。
そんな星組が大好き〜💙



あと1回観る予定なので今日はこのへんで。
マスコミの初日レポ貼っておきますね。