小林製薬の紅麴サプリ、どんどん被害者が増えてるようで、怖いですね~。

 

健康のためにと摂取してたら、かえって病気になり、死に至る・・なんて、誰が想像するでしょうか。

 

今回の問題ありと言われているサプリ「紅麹コレステヘルプ」、もしかしたら私もこれを摂取していたかもしれないと思うと、全く他人事じゃないですね。


というのも、私も中高年のご多分に漏れず、悪玉コレステロール(LDL)の数値が高いのです。

 

40代後半ぐらいからLDLの数値が急に高くなって、改善しようと食事や生活習慣を少しずつですが変えてきました。(特に動物性脂肪を避ける)

 

しかし、生ぬるい食事の変化・運動量では数値は全く改善されず、医師には「このままでは大変なことになるよ!」と脅されるまで数値は悪化。

 

この時もし、このサプリの存在を知ったら、藁をもすがる気持ちで食していたかもしれません。

 

ラッキーなことに、「サプリで改善する」って知識がゼロだったので、このサプリに手を出すことはなかったのですが、というより、「サプリで改善~」と悠長なことを言ってる場合じゃないほど、数値が悪かったので、もう緊急性を感じて「治療薬の服用」となりましたね。

 

治療薬と言っても、数値が改善しても止められるものではなく、一度飲み出したら、続けないといけないと聞いて、服用を決断するまで時間がかかりました。

 

出来れば、化学的な物質を長期間採りたくないですもんね。

 

しかし、服用始めて半年の今、数値が正常値範囲内まで下がって、薬の効果に驚いています。

 

今回の問題により、このサプリを飲んでいる人だけではなく、他の様々なサプリや機能性食品を利用している人からもメーカー問い合わせが殺到しているようですね。

 

いかに多くの人が健康を意識して、こういった補助食品を利用しているのか、よくわかりました。

 

私自身は、サプリは、総合ビタミン剤(B群)とビタミンDを毎日摂取していますが、このニュースを見て、摂取を中断しました。

 

昔からあるビタミン剤ですが、今はLDLや花粉症の薬を飲んでいるので、治療薬とサプリを一度に摂取することは、やはり体に負担がかかるのかも・・と考えました。

 

もしかして、体内で何かしら化学反応が起きて、良からぬ物質に変化する可能性もあるかもしれないとも思ったりして。

 

不安になって、ネットでいろいろ調べたら、こんな記事を見つけました。

-----------------------------------------------------------------------

米国国立がん研究所が2007年に行った調査(被験者11,000名)で、総合ビタミン剤を摂取した男性は、摂取しなかった男性に比べて、進行性の前立腺がんによる死亡率が倍増していたことが判明。その翌年に行われた抗酸化物質サプリメントを摂取した場合としなかった場合を比較する調査(被験者230,000名超)では、ビタミンががんと心疾患の発症リスクを高めることがわかりました。また、ミネソタ大学の研究者が2011年に行なった調査(被験者39,000名超)では、総合ビタミン剤やマグネシウム、亜鉛、銅、鉄のサプリメントを摂取した年配女性は、摂取しなかった女性に比べて、死亡率が高いことがあきらかになりました。この結果を受けて、調査に当たった研究者は「これまでの結果から言えるのは、ふつうの人がサプリメントを飲む理由はどこにも見当たらない、ということです」と語っています。

 

~中略~

 

ビタミン剤などで過剰に抗酸化物質を摂取すると、体内での活性酸素の生成と破壊のバランスが崩れて免疫システムが不自然な状態となり、有害な侵入者を殺す能力が衰えてしまうのです。

 

~中略~

 

サプリメントは、身体に必要な栄養成分や体質改善に効果があるとされる成分を摂取するには、とても手軽で便利な方法です。しかし、すでに見たように、野菜や果物などをたくさん食べる人はがんや心疾患の発症率が低いことはわかっている一方で、抗酸化物質サプリメントの大量摂取は、がんや心疾患の発症リスクを高めることが科学的に証明されています。

 

飲んではいけない!ビタミン剤 – 日本消費者連盟 | すこやかないのちを未来へ (nishoren.net)より引用

------------------------------------------------------------------------


体に良かれと思って摂取してものが、実は病気になりやすくしてた・・・なんて、恐ろしいことです。

たかがビタミン剤・・と侮ってはいけないですね。

 

「健康でいたいなら、野菜や果物をしっかり食べなさい」

 

やっぱり栄養は、面倒くさくても野菜や果物などの原材料から採るのが一番ってことですね、はい。