「話について行くだけでやっとです、それより話はこれだけですか?」
薫平は桜介に修行の事を何て伝えたらいいかを相談する
「実は桜介に修行の事を話していないのですが‥何て伝えたらいいかわからなくて困ってます」
それを聞いて香奈は
「私に話したように、普通に伝えればいいのだよ」と優しく言う姿に
「反対されないかな!?」と不安な表情に
「お母さんとしか暮らしていなかったからわからないのかもしれない、お父さんに何て伝えればいいのかわからない気持ちもわかるけども
それそれ大人の男の人にもなれないといけない時期でもあるから、薫平から話しなさい
厳しくも聞こえるかもしれない、でももう親子なんだからちゃんと話しなさい」
その言葉はとても新鮮で薫平の心に残る言葉だった
「父親を知らない自分」
母子家庭で育ち
父親や大人の男の人が苦手であった
嫌いなわけではないのだけども
何を伝えていいのかわからないでいた
だからこそ香奈さんは
向き合う大切さを言葉にしてくれた
桜介に話していいものなのだろうかと思ってしまう気持ちがあるが
香奈さんの言葉でわかった事もある
香奈さんに話せたように
桜介にも話せないといけない
つい香奈さんが女性でもあり、お母さんだからと甘えてしまっている自分がいる
なんかあると紡に手助けをしてもらっている自分もいる
それそれそれを卒業しないといけない
いつかは‥とは思っても‥ 動けなかった自分にも落ち度はあるから
心細い小さな勇気で歩む事を選ぶのであった
香奈さんありがとう
ーーーその気持ちを持ちながら
薫平は「今から話してみる、失敗するかもしれないけど、向き合ってみます」と言い
香奈は
「失敗したならばまた話を聞くから頑張りなさい」と言い見送ってくれた
作業場に向かい桜介に声をかける
突然の薫平の姿に
「急にどうした?最近はこの作業場にも来なかったのにどうしたんだ?」
薫平は
「ちょっと話があるのだけどもいいかな?」
改めて、その言葉に聞き
「話したい事があるならば話しなさい」と伝える
それに意を持って話し始める
「実は‥前にも話しを少しした事なんだけども、自分に力がある事を話したことを覚えてますか?」
桜介は霊能力者としての事だとわかり
「うん、覚えているよ、それでその事で何か伝えたい事があるのかい?」
緊張しながらも
「We must touch the weaving of the sound of our hearts.~心の声を紡ごう編~444」につづきます
今年も誕生日が来るやってきたかぁ
