次は、頭の動きのパッシングポジションによるニュアンスの付け方

 

これは何もつけていない

これは間に上方を見上げる動作を挟んだ

これは逆に下を見下ろす動作を挟んだ

挟まない場合に比べると段違いに生き生きする

それに、何かを見るとか、キャラクターの考えていることを表現している

私は今まで、キーポーズとキーポーズの間の動きを滑らかに曲線を作ることばかり考えてパッシングポジションを作ってきたけど、さらにその間にこうやって、表現を挟むというのもアリなのかも

このへんはお馴染みの曲線を描く動きに、さらにまぶたの動きを足すことでニュアンスを加えた感じですね

続いてタイミングをずらしていきます

これは基本的な手法だと思うけど、大アニメーターもこれを使いこなすことを強みにしていたということだ

アニメーション制作は膨大な時間を必要とするものだけど、このほんの少しのパッシングの変化でニュアンスをうまくつけることを覚えると、作業が大幅に速くなるということだ。

エイブ・レヴィトウ氏は、一日でエクストリームを描き、次の一日でパッシングポジションを描き、週の残りは細かい動きに費やすことができたそうだ

うーん、作業時間の使い方にも学ぶべきことが多くあるな……

 

こんな風なエクストリームに対して、頭に重いターバンを乗せるなどしている想定

体幹は動かさず頭部を前屈させただけのパッシング

動作の中割りという意味ではまったく半分ではない

これの大切な所は、体幹の部分が重複していることらしい

その方が滑らかになるということかな?

確かに、全部いっぺんに動いたら、一枚目みたいになんかエスカレーターに乗ってる感じになっちゃうもんなあ……

最後に、やはり著者から仕事の速度を上げるための効率的な手法であることが再度述べられた

とにかくエクストリームさえしっかりしてれば、パッシングポジションは「ちょっと気を利かせて、中間点を真ん中からずらせば良いのだ。それが失敗に終わることは一度もなかった」とのことである……

私はとにかくアニメーションを作るのに時間がかかるので、こういう速度を上げる手法も大事だと思う