日本で暮らしていると、昼食の時間は11:30もしくは12:00から、
遅くとも1:30には店に入って....
夜は早いところでは17:30から、まっ普通は18:30から19:30にスタート
って考えますよね。

これがイタリアになると昼は12:30から営業開始、
夜は20:00スタートが一般的。
だから普通に皆で食事に行こうとなると
20:30もしくは21:00に予約を取ることになる。

レストランで働いているとスタッフの食事が昼は11:30
夜は18:30に食べることが多い。

随分ゆっくりだなぁと慣れるまでに時間がかかったが、
この感覚は結構好きだったりする。
夕方小腹が減ったらBar(バール)に入って、
プロセッコやビールと一緒に生ハム、サラミなんかのちょっとしたスナック
をひっかける。乙である。

イタリアにいる時、ちょっと休みをとってスペインまで出かけた。
フランス経由、マルセイユ辺りから
スペイン、バルセロナ近郊の目的のレストランへ予約の電話。

私「明日の昼に予約をしたいんだけど....」
スタッフ「大丈夫ですよ。何時にいらっしゃいますか?」

(イタリアが12:30だから....スペインはもう少し遅い可能性がある。
だから...)

私「13:00でお願いします。」
スタッフ「失礼ですが、どちらから電話されてますか?」

(...........................)

私「フランスからだけど.....」
スタッフ「スペインの昼は13:30から始まります。」

ラテンの国で流れる時間は日本との実質の時差以上のずれがあります。

どっちがいいってものでもなく、慣れの問題なんだけど、

「何を食べるか」
という問題から
「如何に食べるか」

という方向にこれからはシフトしていくんじゃないかなぁ。

都会にいれば、デパートで各地の評判のレストランの味を堪能できるご時世だけど、
実は味そのものが食事の豊さに占める割合はそれほど大きくないと思う。

美味しいもの、うまいもん、
いろんな情報がとびかってるけど、
ほんとはそんなもの大したことじゃなくて、
日常の喧噪、ルーティーンから抜け出して、
わざわざ探しにいく、その事が楽しいのでは?

ラテンの地から学ぶ食事感覚。
それは彼らにとっては新しいものじゃなくて、
代々受け継がれてきた感覚。

これ単なる時間の違いじゃなくて、ここに人生の楽しみ方のヒントがあるんだと思う。