ぷるぷるしていて、透き通った褐色、
昔は何からできているんだろう,,,,
と眺めていた。

普通一般にコンソメと言えば、
顆粒状、もしくは固形になっている第二の味の素的存在。
野菜炒めなどに少量加えるとぐっと旨味がまして、
これはご飯が進む!!と考えている人も多い。

レストランでは(自分の知る限り)
当然、そう言った類いのものではない。

コンソメと言えば、スープ、冷やせばゼリー。
牛骨、鶏ガラをベースに野菜や各種香辛料、香草と共に
コトコト時間をかけて煮出す。
一回濾した後、もう一度ミンチにしたクズ肉と
野菜、卵白(澄まし用)と合わせ、更に
旨味と透明感をだす。
二日がかりの作業。

手間と原価がかかる割にそれ単体では、
あまり価値が見いだしてもらえないため、
見かける機会が極端に減った古典料理の一つ。

いわゆるイタリア料理、フランス料理の枠の中で、
コンソメはそれにかける情熱、味の違いが
顕著に現れる代表的なものだと思う。

コンソメの語源を辿ると、
ラテン語consummare「合計する」が語源の
consommer「完遂する」の派生語らしい。

確かにいろいろな食材の旨味が液体の中に流れ出し、
合わさり、
一つの味にまとまっていく。

う~ん
コンソメって究極!?

ひとつひとつの食材が全部、形を表す事なく、
水という何でもないものの中に憑依する。

足し続けた後の最後の姿がシンプルなしかも透明なゼリー。

そして素材は全部陸のものなのに、
魚介類との相性はすこぶるよい。

昔、表参道の裏手にあるフランス料理店で食べた
オードブルの魚介類のコンソメゼリー寄せを思い出した。

帆立、海老、雲丹がゆるゆると揺れる
コンソメゼリーの中に埋もれ、
上には温度卵とクリーム、香草,,,

味はもちろん、頭が快感で痺れた。
腹がはち切れるまで食べたいという
B級グルメ的な欲求でなく、
今のこの感覚、時間が終わらないで欲しいという
独特の快感。
先に進みたいのだけど、ここで止まりたい
という相反する不思議な想い。

久しく味わっていない。

明日はこれでいこう。
コンソメは既にあがって、スタンバイ。

賄いの白がいい感じでまわっているようです。