続いて、
プププ っとなった場面。
Eクラス男が、車を納車して
2週間程経った頃、私たちは
三重県へプチ旅行に行きました。
志摩?あたりに
行ってみたいホテルがあり
そこに向かっている途中でした。
夜19時過ぎ頃
大通りで、右折専用レーンに入って
右折矢印が出るのを待っていると、
後ろから
ドン!!!!!!
と衝撃がありました。
私は突然のことで
何が起きたのかさっぱり
分かりませんでしたが、
隣を見ると、
顔面真っ青になっている
Eクラス男がいて、
ようやく今の衝撃の理由が
後ろから追突されたんだと分かりました。
すると、すぐに
後ろの軽自動車から若い10代の女の子が
走ってきて、
「すみません、すみません」
とパニック状態になりながら
号泣していました。
Eクラス男は
顔面蒼白で、女の子に
「落ち着いてください、落ち着いてください」
と言っていますが、完全にこの男も
落ち着いている状態ではありませんでした。
とりあえず、
車を安全なところに移動させ、
警察を呼び、
全ての対応を警察にゆだねました。
そして、あとは
保険会社とのやり取りとなり
その場は終わりました。
一連の流れが終了し、
Eクラス男の方を見ると
魂を吸い取られたような顔で
ぼ〜っと一点を見つめているのです。
納車して2週間、
実際に乗ったのはほんの数回で
今回の事故というわけですから、
さすがの私も、
彼がとても可哀想に思えました。
事故の相手は
県を代表する某有名和菓子屋さんで
バイトをしている10代の女の子でした。
いわゆる
"おかまをほられた"形になりますが、
こちらの車はほとんど損傷はなく、
女の子の車の方が損傷が目立って
いました。
その後、
私たちはホテルに向かい一泊し、
次の日、伊勢の猿田彦神社に行き
交通安全の祈祷をしてもらい
帰宅しました。
その日の夜、
彼の家に泊まっていた私は、
夜、ふと目を覚ますと、
キッチンの方でゴソゴソ聞こえました。
私がそっと覗くと、
背中を丸めて、
あの某有名和菓子を食べているのです。
絶対俺は食べへん!!!!!!
ってあんなに拒否してたのに、、、
この丸まった背中から
なんとも言えない哀愁が
漂っている、、、、
思い返せば数ヶ月前、
どの車にしようかって散々悩んで
あれがいいかなこれがいいかなって
たくさん調べてたくさん見に行って
やっとお気に入りの車が見つかったときの
あの目の輝きは今でも覚えてる。
そして今から2週間前、
ようやく納車となり
それはもう飛び跳ねたいくらいの
嬉しさと興奮で胸が高鳴っていた矢先での
あの悲劇、、、、、、
彼は今絶望に直面しながら、
餅を食べている。
事故の加害者が毎日売っていたとされる
餅を、今、食べている。
この夜中に。
彼は何を考えているのだろうか。
どんな味がするのだろうか。
そんなことを考えると、
プププ っと笑ってしまい、
あっけなく気付かれてしまいました。
後から聞くと、
和菓子はとってもとっても
おいしかったらしいです。
(笑)(笑)