雨のトーキョー | 王様の耳はうさちゃんの耳

雨のトーキョー

がたがた揺れる高速道路。

スムーズに動くワイパーが
細かい細かい雨粒を潰してゆく


高いビルは霞んでてっぺんが見えない


道路を照らす明かりはあたたかくもなんだか無機質で


私は車でひとり暇を持て余す。

夜のおわりと朝のはじまりの境目は
きっと雲の向こうに隠れてる

焦点をあわせるように
私は座席に座りなおす。


たくさんのことばが浮かんでは
必死につかまえようとしたあの頃の私は
もう遠いところにいってしまったんだなぁ
と、

窓に映るケータイの液晶を見て
ぼんやり、思う。