今日は先週のLANCETから、


Effect of celiprolol on prevention of cardiovascular events in vascular Ehlers-Danlos syndrome: a prospective rancomised, open, blinded-endopoints trial. (Lancet2010;376:1476)



この論文の驚きは、超レアな疾患を3年間で53人も登録していること!

俺は一例も見たことないよ。


セレクトール(セリプロロール)はβ1のantagonist、かつβ2の部分agonist。

これによって心血管の破裂、解離、子宮や腸管の破裂などが有意に減る。HR=0.36。



トリビアだけど、

エーラス・ダンロスのIV型が血管型で、

COL3A1の遺伝子異常によってIII型プロコラーゲンの合成・構造に異常をきたすのだそうだ。


この研究ではセレクトールによって、血圧、心拍数は変化なし。

(もちろん運動時の変化が関与しているのは否定できない)


セレクトールの効果の機序として、

持続的なβ2刺激→TGFβの発現増加→コラーゲン合成の亢進

、、、が示唆されている。