定年後にFIRL(遅期リタイア)を目指そうと言うことは決まりました。ただ、それは金銭的な目標に過ぎません。
でも、もっと大事なことは残りの人生をどう生きるかということです。生きていくには確かにお金が必要で、健康にだって気を遣わなきゃなりません。
ただ、お金と健康のことだけを考えて生きていく人生では味気ない。お金は何かをするためのプラスに作用するアイテムです。健康は何かをする時の手かせ足かせにならないためのマイナスに作用するアイテムです。
それらのバランスをとりながら、では、自分はいったい何がしたいのかということを見つめ直す時期に来たのではないかと思います。
私などは結構何も考えずに生きて来ましたので、というか少子高齢化のこの時代に子ども3人を育てて来ましたので、特に特殊能力があるわけでもなかったため、生きて行くだけで精一杯の毎日でした。
8時間労働が定着して来ている世の中にあっても、10時間労働は当たり前、時には12時間働く日もありました。ありましたと言うか、今でも平均10時間ほど働いております。
ただ、そんなアリさん生活も定年までにしようと思っています。
定年後もFIRLを目指して1日5時間程度働くつもりですが、今まで10時間働いていたのが5時間になるのです。単純計算で5時間の時間的余裕が生まれます。5時間はキリギリス生活を味わえるのです。
目標は10年後のFIRLですが、それはすなわちフルタイムのキリギリス生活を意味します。
では、キリギリス生活とは何ぞやと言うことなのですが、嫌いなことはせず自分の好きなことだけをして自由気ままに生きることです。
自分の好きなことが仕事だと言うならば、自由気ままに仕事をすれば良いですし、ゴロゴロしていたいならゴロゴロしていれば良いのです。
ただ、せっかく自由な時間が増えていくので、あれもこれも広く浅く手を付けていくのも良いですが、何か一つのものを極めるというか軸になるものを決めて挑戦するのも悪くないなあと思っております。
それは何だって良いのです。健康を兼ねてダイエットに挑戦するとか(高校時代の体重を目指してみるとか)ですね。友だち100人作るとか(メール交換を100人するとか)ですね。山登りをしてみるとかですね。温泉の泉質と効能研究とか1000円以下の素敵なランチ研究とか、噂の観光地は本当に楽しいのか研究とか、雨の日のデートスポット研究とか、お城に登って天下をとった気分になる体験とか、ガラスを作る火吹き棒体験とか、おひとり様キャンプ体験とか、何か自分のツボにハマるものを見つけてこだわってみるという生き方も面白いのではないかと思います。
それには研究シリーズや体験シリーズが向いているかもしれません。
その他、ものを書くのが好きならば小説を書いてみるとか、音楽が好きならば歌を作ってみるとか、スポーツが好きならばスポーツチームに所属したり仲間を誘ってチームを作ったりするのも楽しそうです。
一人でできることもあれば人数がいないとできないこともあるでしょう。
私はこんなことやっていますよというご意見も聞いてみたいですし、世捨て人になったら意外と楽しかったなんて方もいらっしゃるかもしれません。
すでに定年を迎えられた方、もうすぐ定年を迎えられる方、定年を意識し始める年齢になって来た方、そんな方たちのコミュニティがあれば面白そうですね。
これを書いていて、世捨て人って良い響きだなあと感じてしまいましたw
アリさん生活に少々疲れて来ているのかもしれませんね。
では、キリギリス生活を目指して、今日もアリさん生活を送ることに致しましょう。