誕生日だったので、自分へのお祝いとして、
3月11日にAmazonでタルコフスキーの「サクリファイス」を注文した。
その日の午後、あの出来事が起こった。
11日に帰宅してから、12日は終日、
日本中のほとんどの人と同じように、ずっとTVの前にいた。
Facebookや、Twitterでは、若い人たちが、声を大にして叫んでいた。
美しく、そして、正しいメッセージを。
それは、ジャスミン革命を担った、SNSのパワーの一旦を垣間見たかのよう。
内容に共感しつつも、彼らの姿に、いくばくかの違和感を覚える。
なぜ、かくも短期間でこの一体感がでてくるのだ?
美しい言葉で叫ぶ彼らは、
ホントに誰かを、
自分の何かを犠牲にしてまで、助けたことがあるのだろうか?
その覚悟があるのだろうか?
今までなくとも、
これを機会にそうなれば良いのだろう、きっと。
13日にDVDが届く。
不謹慎かもしれないが、夜、あの出来事がから少し離れて、DVDを鑑賞する。
この映画を見るのは10年振りだろうか?
ダ・ヴィンチの「東方の三賢人の礼賛」を背景に、
バッハの「憐れみたまえ、わが神よ」が流れる。
カメラは絵画のごくわずかな部分、
幼子イエスに膝まづき、畏れを持って贈り物を差し出す老人/賢人の表情だけをずっと写し続ける。
これから始まる物語の視点を示すように、ずっと。
美しく、そして、やはり“眠い”。
そして、あの出来事の影響か、言葉が染みる。
ダ・ヴィンチの絵画の中の“生命の樹”の写しとして登場する
樹(“日本の樹”!と呼ばれる)を植えながら、
主人公が子供に語りかける。
---------------------
ひとつの目的を持った行いは、いつか効果を生む。
毎日欠かさずに、
正確に、同じ時刻に、同じ一つのことを
儀式のようにきちんと同じ手順で
毎日変わることなく、行っていれば、
世界はいつか変わる。
必ず、変わる。
変わらぬわけには行かぬ。
---------------------
これは、ガンに侵され、余命を意識したタルコフスキーの
祈りの映画である。
あの出来事をうけ、SNSでは、
Pray for Japanというメッセージが踊る。
祈りで思い出す、もうひとつの言葉。
大江健三郎が「洪水はわが魂に及び」でも引用している
「カラマーゾフの兄弟」の有名なフレーズ。
Young man, be not forgetful of prayer. Every time you pray, if your prayer is sincere, there will be new feeling and new meaning in it, which will give you fresh courage, and you will understand that prayer is an education.
「洪水は・・・」で、主人公が死に際に、この世界の良き物の代表である「鯨の魂」「樹木の魂」に
「すべてよし!」というメッセージを送るように、
この作品も、最後に「希望と確信を以って」未来を担う人々にメッセージを訴えかける。
子供から主人公への質問というカタチをとって。
-----------------
“初めにことばありき”
なぜなの、パパ?
-----------------
今、正しく、美しいメッセージをSNSを通じて発し続けている若い人たちも、
彼らに共感しながらも、違和感を感じ、
一方、あまりにも巨大なものの前で立ち尽くしてしまいがちな私たちも自身も、
全員で、この質問に、勇気を持って、答えたい。
そう、思った1日であった。

3月11日にAmazonでタルコフスキーの「サクリファイス」を注文した。
その日の午後、あの出来事が起こった。
11日に帰宅してから、12日は終日、
日本中のほとんどの人と同じように、ずっとTVの前にいた。
Facebookや、Twitterでは、若い人たちが、声を大にして叫んでいた。
美しく、そして、正しいメッセージを。
それは、ジャスミン革命を担った、SNSのパワーの一旦を垣間見たかのよう。
内容に共感しつつも、彼らの姿に、いくばくかの違和感を覚える。
なぜ、かくも短期間でこの一体感がでてくるのだ?
美しい言葉で叫ぶ彼らは、
ホントに誰かを、
自分の何かを犠牲にしてまで、助けたことがあるのだろうか?
その覚悟があるのだろうか?
今までなくとも、
これを機会にそうなれば良いのだろう、きっと。
13日にDVDが届く。
不謹慎かもしれないが、夜、あの出来事がから少し離れて、DVDを鑑賞する。
この映画を見るのは10年振りだろうか?
ダ・ヴィンチの「東方の三賢人の礼賛」を背景に、
バッハの「憐れみたまえ、わが神よ」が流れる。
カメラは絵画のごくわずかな部分、
幼子イエスに膝まづき、畏れを持って贈り物を差し出す老人/賢人の表情だけをずっと写し続ける。
これから始まる物語の視点を示すように、ずっと。
美しく、そして、やはり“眠い”。
そして、あの出来事の影響か、言葉が染みる。
ダ・ヴィンチの絵画の中の“生命の樹”の写しとして登場する
樹(“日本の樹”!と呼ばれる)を植えながら、
主人公が子供に語りかける。
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ひとつの目的を持った行いは、いつか効果を生む。
毎日欠かさずに、
正確に、同じ時刻に、同じ一つのことを
儀式のようにきちんと同じ手順で
毎日変わることなく、行っていれば、
世界はいつか変わる。
必ず、変わる。
変わらぬわけには行かぬ。
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これは、ガンに侵され、余命を意識したタルコフスキーの
祈りの映画である。
あの出来事をうけ、SNSでは、
Pray for Japanというメッセージが踊る。
祈りで思い出す、もうひとつの言葉。
大江健三郎が「洪水はわが魂に及び」でも引用している
「カラマーゾフの兄弟」の有名なフレーズ。
Young man, be not forgetful of prayer. Every time you pray, if your prayer is sincere, there will be new feeling and new meaning in it, which will give you fresh courage, and you will understand that prayer is an education.
「洪水は・・・」で、主人公が死に際に、この世界の良き物の代表である「鯨の魂」「樹木の魂」に
「すべてよし!」というメッセージを送るように、
この作品も、最後に「希望と確信を以って」未来を担う人々にメッセージを訴えかける。
子供から主人公への質問というカタチをとって。
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“初めにことばありき”
なぜなの、パパ?
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今、正しく、美しいメッセージをSNSを通じて発し続けている若い人たちも、
彼らに共感しながらも、違和感を感じ、
一方、あまりにも巨大なものの前で立ち尽くしてしまいがちな私たちも自身も、
全員で、この質問に、勇気を持って、答えたい。
そう、思った1日であった。
