夏の終わりは泣きつかれた朝みたいに
どこかよそよそしく
切なくて
妙に清々しい
何度も繰り返し蘇る
生まれたころの記憶
月下美人はことしも私のいない間に花開き
香りだけ残して
白い大きな花びらをしぼませていた
ヘリコプターの音が空に響き
グラウンドの声はちぎれる風にのって
気まぐれに届く
花火の気配
一度も履かなかった夏のサンダルや
畳んだままのタンクトップ、ショートパンツ、ワンピース
仕舞うにはまだ早いけれど
だけどもうきっと
秋の色は始まっていて
青いネイルも引き出しの中
キラキラと光る水
キラキラと光る水
打ち水の匂いを嗅いでいない
朝顔も
月見草も
見ていない
走り抜けた夏を振り返れば
きっと虹がかかっているのでしょう
だけど私は
夏の名残りの中をまだ走る
……走る
キラキラと光る水
光るひと粒ひと粒を
浴びて
くぐり抜けて
泳いで
走る
どこかよそよそしく
切なくて
妙に清々しい
何度も繰り返し蘇る
生まれたころの記憶
月下美人はことしも私のいない間に花開き
香りだけ残して
白い大きな花びらをしぼませていた
ヘリコプターの音が空に響き
グラウンドの声はちぎれる風にのって
気まぐれに届く
花火の気配
一度も履かなかった夏のサンダルや
畳んだままのタンクトップ、ショートパンツ、ワンピース
仕舞うにはまだ早いけれど
だけどもうきっと
秋の色は始まっていて
青いネイルも引き出しの中
キラキラと光る水
キラキラと光る水
打ち水の匂いを嗅いでいない
朝顔も
月見草も
見ていない
走り抜けた夏を振り返れば
きっと虹がかかっているのでしょう
だけど私は
夏の名残りの中をまだ走る
……走る
キラキラと光る水
光るひと粒ひと粒を
浴びて
くぐり抜けて
泳いで
走る