布を垂らしたような
床置きライト

結びつけて認識していなくても
見れば誰もが知っている
それだけ生活の中に溶け込み
日常の中で際立っている

アクリルの椅子の中に浮遊する薔薇の造花
超長いベッド
モザイク…と思っていたらガラスなどを混ぜ込んだセメントのテーブル

秒針が釣り糸のように盤面に垂れて
盤面の何かにひっかかったように固定されていて
だから時が刻まれるごとに
たわんだり
揺れたり
ひっくり返ったり
一周の長いこと
飽きないこと
60秒のドラマ

割れたガラス
浮き上がった引き出し
椅子に座る椅子

自由で
奔放で
夢見がちで
浮き足立つ

地上5センチの浮遊感は
私を面白がらせ
透き通って
冒険し
さらなる夢に手を伸ばす

デザインと
アートは
きっと違うものなのだろう

だけど私には
そんなジャンルはおかまいなし

作り手の
生み出す時間の一滴が
強烈に透明で光って
時空を超えて
私の心に波紋を起こす


打たれる


今回のいちばんのお気に入りは
ドローイング
ソファの上の猫
背伸びする猫

単純で柔らかい曲線に
倉俣史朗の視線の温度
同じ視線を与えてくれる


毎日
絵を見て回りたい
毎日
ダンスを感じていたい
毎日
音の共鳴に震え
毎日
言葉の残像の響きに
身をひたしていたい

ギュッと絞った一滴が
海であり
光であり
宇宙であったりするときに
私の波動は
突き動かされる

新しい
エネルギーの始まり