古文を勉強していた娘が声をかけてきた。
知らんぷり「ねえパパー、ここからなんか問題出してよ。」
チーン「・・・めんどくせぇ・・・・。」
 
 
上一段活用、下二段活用・・・。
何十年も前から見てないな・・・。
プリントを見たらなんとなくわかるけど、
問題を考えて出せと言われても思考回路が働かない。
 
 
 
面倒なのでチャッピーに相談して問題作ってやるわ、と言いました。
 
 
どうやるか。
 
・学習範囲のプリントをスクショして読み込ませる。
・まとめなり予想問題を作らせる (前回テストも読ませた上で)
 
 
当然ですが、ここでアレンジを入れます。
 
そうだ、ウンコうんち英単語風にしてみよう。
 
 
ウンコ英単語のサンプルを amazon の商品ページから取得して読み込ませます。
 
 
さあ、お仕事してちょうだい!
 
 


 

メモチャッピー

了解しました!

「ウンコ英単語」の“上品なユーモア+しっかり文法”のスタイルを、中高一貫校1年生レベルの古文文法問題に落とし込みます。(※品は保ちつつ、ほどよいクスッと感に調整します。)

 

 




 

 

🌸古文文法問題(ウンコ英単語スタイル)

対象:中高一貫校1年生/活用・意味・用法の基礎定着

 

 

【問題1】動詞の活用形を答えなさい。

文中の傍線部について、活用の種類と活用形を書きなさい。

(1)殿(との)がうんこを**見(  )**て、ひそかに笑ひたまふ。

(訳:殿様がうんこをご覧になって、ひそかにお笑いになる。)

 

選択肢

ア 未然形

イ 連用形

ウ 終止形

エ 連体形

オ 已然形

 

 

(2)姫君(ひめぎみ)、うんこをば**書か(  )**むと思ひけり。

(訳:姫君はうんこを書こうと思った。)

 

選択肢

ア 未然形

イ 連用形

ウ 終止形

エ 連体形

オ 命令形

 

 

(3)うんこ落ちぬれば、皆あさましと思ひて**集(つど)ひ(  )**けり。

(訳:うんこが落ちると、みんな驚いて集まった。)

 

選択肢

ア 未然形

イ 連用形

ウ 終止形

エ 連体形

オ 已然形

 

 

 

【問題2】助動詞の意味・活用形を答えよ。

(1)うんこをせんとす。

(訳:うんこをしようとする。)

 

助動詞「す」の意味:

① 使役 ② 尊敬 ③ 推量 ④ 意志・勧誘 ⑤ 使役・尊敬

 

(2)うんこなむ光りたりける。

(訳:なんと、うんこが光っていた。)

「なむ」の種別と働きを答えよ。

 

ア 係助詞/強意

イ 係助詞/逆接

ウ 副助詞/添加

エ 終助詞/詠嘆

 

(3)人々、うんこを見て笑ふことまじきなり。

(訳:人々がうんこを見て笑うことはよくない。)

 

「まじ」の意味

① 禁止

② 打消推量

③ 打消意志

④ 不適当・不可能

⑤ 勧誘

 

 

【問題3】古文の敬語(やさしい基礎)

次の文の敬語の種類(尊敬・謙譲・丁寧)を答えよ。

(1)殿、うんこを御覧ず。

(訳:殿はうんこをご覧になる。)

 

(2)わらは、うんこを参る。

(訳:私はうんこを差し上げる。)

 

(3)母、「うんこを出したまへ」と仰す。

(訳:母は「うんこを出しなさい」とおっしゃる。)

 

 

🌸【問題4】短文の現代語訳

 

※品を保ちつつ、微笑いが起きる絶妙なライン

 

(1)翁(おきな)、うんこを拾ひて、いと尊(たふと)しと思へり。

(2)子ども、うんこを見つけて、いみじう喜びけり。

(3)人々、うんこの音聞こゆるに、あさましがりぬ。

 

 

 

 

 

✨必要なら——

◆ 解答もすぐ作ります

 

どうしますか?

 

 

ウインクGo

 

 

了解しました!

先ほど作った 古文文法(ウンコ英単語スタイル)問題の「解答」 をすべてまとめて示します。

 

 

 

🌸【解答】

 

■問題1(活用形)

(1)殿がうんこを**見( **→ イ:連用形 )

「見る(上一段)」

連用形= 見(み)

 

(2)姫君、うんこをば**書か( **→ ア:未然形 )

「書く(四段)」

未然形= 書か

 

(3)皆、あさましと思ひて集ひ**( **→ イ:連用形 )けり

「集ふ(四段)」

連用形= 集ひ

 

■問題2(助動詞)

 

(1)うんこをせんとす。

→ ④ 意志・勧誘

(「す」はサ変動詞の未然形について「しようとする」=意志)

 

(2)うんこなむ光りたりける。

→ ア:係助詞/強意

 

(3)笑ふことまじきなり。

→ ④ 不適当・不可能

(「~してはならない/~することはよくない」という意味)

 

 

■問題3(敬語)

(1) 御覧ず → 尊敬語

(相手を高める)

 

(2) 参る → 謙譲語

(差し上げる)

 

(3) たまへ → 尊敬語

(相手への命令「〜なさい」)

 

 

■問題4(現代語訳)

(1)翁(おきな)、うんこを拾ひて、いと尊しと思へり。

→ 翁はうんこを拾って、とても尊いものだと思った。

 

(2)子ども、うんこを見つけて、いみじう喜びけり。

→ 子どもはうんこを見つけて、とても喜んだ。

 

(3)人々、うんこの音聞こゆるに、あさましがりぬ。

→ 人々はうんこの音が聞こえると、驚きあきれた。

 

 





娘が楽しんで勉強できたかって?



大不評知らんぷりムキーでした





男子向けだなー・・・・。


 




 






 

 

 




 

 

 

 

 


次に紹介するのは灘中学校・高等学校井上志音先生
バカロレア教育を踏まえた教科教育学が専門。
授業を通じて伸ばしたい能力として、生徒の物事の見方・視点を変えること、客観的・批判的にに本質を捉える力であるのがよく伝わってきます。
紹介されている本も、そのための議論の材料として、理論的ベースとして有用なものになっていると思いますので、娯楽として楽しい読み物ではないと思います。
井上先生の章の冒頭にもこのように書かれています。

「私の場合、生徒がつまずきがちなところや弱点を出発点に、6年間で伸ばしていきたい力をあらかじめ見据え、その実現を目指した授業をデザインしています。
力を伸ばすために教材を活用するという考え方で、コンテンツ(内容)ベースというよりはコンピテンシー(資質・能力)ベースです。


書籍が伝えていること、問いかけていることに対して、自問自答したり、考えながら読み進められるタイプにはとても有用でしょう。
ただ、小中学制でそれができる子がどれくらいいるかはわかりませんが・・・。



今年の1月、入試直前でしたが、受験予定がない学校の国語の問題もかなり目を通しました。

なぜ、そんな時期にやっているのか。

目的は、次の2点です。
「受験勉強の合間に、質の高い「暇つぶし」ができそうな文章を探したい」
 …普通の読書でも良いが、良くも悪くも興奮しすぎたり、先が気になって仕方がないものや頭の中でぐるぐる思い出すようなものは避けたい(リラックスも大事なので、無理に止めないけど)。休憩時間や移動時間に読めるものをストックしたい。そして、理科・社会の知識や素養を深められ、読解力も形成されるような文章があれば読ませてみたい。

「部分的にでも思考力がつく文章、問題を厳選してやらせてみたい (ただし時間があれば)」
 …志望校も併願校も国語はほぼ大丈夫。その上で、ピンポイントで論理的思考力を鍛えられそうな質の高い文章、良問がないだろうか。


灘の国語の思考問題は、文章も短く、高難度ではないと思います。
しかし、とても質の高い文章を丁寧に読み取らせる、読解力が問われる良問だなあと思ってみていました。



当時(2025/1/19)のブログからの抜粋です。

令和6年度「軍艦島にて」〜エネルギーが石炭から石油に移行したことで1970年に閉山


軍艦島にて」は1枚に収まる短い文章ですが、問題は受験者の思考力を見るのに適した良質な設問で構成されていて、さすが灘だなと思いました。
登場人物の心情理解の変化、対比構造、比喩、意味抽出などの要素を捉えていることを確認するような問題です。
・「その日の晴天」が、主人公にとってどのような意味を持つか
・「無機的」な廃墟としての“今“の軍艦島、「有機的」な生活の場として存在していた“かつて“の軍艦島、対比的な構造として捉えることができているか (文中では有機的とは明示していない)
・ガイドの話、口調、を通じて、それが意味することは何かを問うことで、上述の対比構造の理解度や登場人物の心情理解など、文章にこめられた意味抽出ができているかを確認し、単純な抜粋だけではない、言い換え、抽象化などの表現力も問うている。

それってどういうこと?
娘が、よくわからない言葉を使って文章を書いている場合などによく私が使う質問です。ブラックボックスのまま、抜粋した言葉を使って文章を構成しても良いケースもあるのですが、自分が理解できる言葉に置き換えて構成した方が読み手にとってわかりやすい文章になったりします。それができるだけで、全ての教科の記述問題の得点がアップします。

そういう力をつけるためには、「〜はどのようなことを意味しますか?」という問題を連発してくれる灘の問題はとてもいいな、と思った次第です。
入試直前期なのに、こういう取り組みをしているのは出題範囲に関係なく有用だと考えているからです。



この時に感じた感覚を持って、井上先生の章を読み進めると、灘の国語教育の中でやろうとしていることがまさに入試でも問われているなあと思いました。

上記、1月のブログ抜粋からの太文字部分をなんとなく頭にいれて以下のブログ記事を読み進めていただければと思います!







では、最初の本です。
生徒たちの弱点を克服するために中学の授業でみんなが読んでいる本から。
青文字イタリックは「名門校の本棚」からの抜粋です。

「入学してきた頃は「書かれたことさえ読めればいい」と思っている生徒が少なくありません。正解は書かれたことの中にある、と思い込んでいる。だから、書かれていないこと、筆者があえて表現しなかったことには興味が湧かないんですね。」

「『笑う月』は阿部公房の短編小説集で、寓意に溢れた面白く読める小説が何編も収められています。

「授業でよく扱うのは、その中の一編『鞄』」


職探し中の青年が言う。

「鞄の重さが、ぼくの行先を決めてしまうのです」

 この鞄って、何なん?

「正しく読めば、解釈はただ一つと考えている子は、・・・こういった議論そのものに戸惑います。」

「唯一の正解に一直線で行きたがるのは、最近の生徒の特徴なのかもしれません。特に灘校は理数系がとても強い生徒が多い。・・・国語とはそもそも相容れない部分があるんですよね。」

「正しい読み自体が多様なんだよ。・・・ただ、自由な読みにもルールはあります。なぜそう思うのか、雰囲気や気分ではなく根拠を示せ、理由づけせよ、と。」

書き手があえて言葉で表現しなかったことは何なのか

「灘校では、入試で毎年のように詩を出題するのですが、これは書かれていないことも読み取ろうとする子に入ってきてほしいという、学校の願いの表れではないかと私個人は考えています。文字情報が少ない詩を味わうには・・・」






「次のテーマは、「知識を作り出す。」」

「日本の中高生は得てして知識というものを、変わることのない絶対的なものであると考えてしまいがちです。・・・国際バカロレア教育では、知識は授かるものではなく、みんなで作っていくものであると考えます。」

「君たちが信じ込んでいる当たり前と言うものは本当に当たり前なのか・・・

「大切なのは、うのみにせずに、分析しながら考え、吟味してから判断すること、つまりクリティカルに物事を考えること。」

「・・・・メディアリテラシー教育とは、要はクリティカルシンキングの力を養うと言うことなのです。・・・本書では実践的かつ多面的にまとめられています。」




「・・この本では音楽を切り口に政治や経済、芸能など世の中の様々な事象がダイナミックに考察され、読むと常識的な価値観が覆されます。
・・・その中の一編、・・・「トロンボーンを吹く女子学生」をここでは紹介したいと思います。」
「トランペットやトロンボーンは男性の楽器で、ピアノやハープは女性の楽器という、ジェンダーと結びついた楽器のイメージがありますよね。・・・このイメージは、19世紀の良妻賢母イデオロギーの広がりを背景に形成されたものであると筆者は指摘します。・・・歴史的・社会的な影響を受けながら無自覚なうちに内面化されたものなのです。」
「であるとすれば、自分の当たり前っていったい何なんだ?」
「この「トロンボーンを吹く女子学生」を、クリティカルシンキングの力をつけるための授業の教材として使っていて、その授業は先ほどの『メディアリテラシー 吟味思考(クリティカルシンキング)を育む』のなかで、メディアリテラシー教育の実践例の一つとして、紹介されています。」




この本では、「「アメリカの質問作り」という教育手法が紹介され、生徒たち自身による「質問づくり」を授業の中でどうやって進めていくか、具体的な方法が丁寧に説明されています。」
「教師って固定的な知識をシャワーのように与える存在ではもはやありませんよね。」



問いを立てる」をテーマに選んだ作品。



こちらは井上先生の著書。




このブログを読まれる方で灘受験する人はほとんどいないと思いますが(検索で見つける方はいるかも)、
一連の本は必読ではないかと思いましたよ!


中高生でここで取り上げられているようなコンピテンシー(資質・能力) がちゃんと身に付いたら素晴らしい。
遅くとも、大学生のうちには身につけたいもの。
ですが、学校で教わる機会や、書籍などで知る機会がなければ、気づくことも難しいでしょうね。










日経BOOKプラスの連載記事「名門校の推薦図書」をまとめたもの。
各校の先生方のおすすめが掲載されています。

ターゲットは中学生か高校生。
小学生でも娯楽的に読めそうなものから、中学生でも気軽に読むのはしんどいな、と思えるものまで多岐に渡りますが、一読の価値ありでした。
特に印象深かった先生のコメントを引用しつつ、何回かに分けて書籍も紹介していきたいと思います。


最初は開成中学校・高等学校鎌田亨先生
紹介されている本から感じ取れること、本のテーマはまさに最難関校の中学受験国語だなぁ、と思いました。

2年前のSAPIXの入試報告会にて。
国語を総括したコメントが次のようなものでした。


    
  • 国語:常識・教養が問われる。これでもかというほど大人向けの文章が投げかけられる(開成などの難関)。現代社会で取り上げられている諸問題への自分の意見が大事。大人が主人公の読み物。不遇な負けを味わっても負けではないんだよ、人生の素晴らしさ、惨めさなども表現されている (子供が主役では描けない)。他者に寄り添える共感力、多様な価値観を認めること。それらを培うためには、”より良く生きる”こと。自分の経験を超えることはなかなかイメージできないから、さまざまな経験を積む事が大事。良質な経験を積める場がSAPIXの授業です(笑)


まさに、人生経験の浅い子どもが主人公の物語では描けない本を紹介されていました。
こういうものを、6年生で楽しめたら申し分なし。楽しめなくても、客観的に読解できたら十分。
毎年発売される必読の課題図書だけでなく、難関男子校の受験生は学ぶべき心理描写などがある書籍が推薦されていました。
(SAPIXの国語ってこういうのが多い。)


音楽一家に生まれ、チェロを学ぶ津島サトルの高校3年間を描く青春小説。

以下、青文字斜体の文章は「名門校の本棚」からの引用です。


「ある時、悔やんでも悔やみきれないことをしてしまいます。・・人は後悔や苦い思いを抱えたまま生き続けるしかない。」

「40代になったサトルが過去を振り返る形式で書かれていて、いい大人になったサトルが登場するのですが、これが実に平凡な、高校生から見たらさえない人物なんです。」

「・・・この本の魅力は、最後のメッセージにもあるように、哲学や音楽や文学などへの自分なりの出会い方を模索したり、深めようとしたりということにもつながる広がりを持っていること。」




「万葉集の良さを伝えたいと思って、・・高校2年生の全クラスの授業で見せたことがあります。この作品は、万葉集の歌が繊細に張り巡らされ、物語を進めていく力になっています。」


「授業後、ある生徒が近づいてきて「『小説 言の葉の庭』 」もすごくいいですよ」と言ってきました。
・・・新海監督自身が自分で小説化したもので、とても読み応えがありました。映画では吸うシーンしか出てこない人物についても、なぜその人物がそこでそうしているかの背景が書き込まれ、・・・」


「古文なんて勉強して意味あるの?」
と問われて、古典を読む楽しさ、古典への入り口となってくれる作品を、2020年夏に中学3年生の課題図書として取り上げたもの。
業平の原典はわかりやすいとは言い難いが、「高樹のぶ子さんは、このちょっとつかみどころのない古典を、業平の15歳の元服から辞世までの一代記として小説家することで、今の時代によみがえらせてしまった。・・・業平といえば、 « 希代のモテ男«。ストーリーは業平の恋の遍歴が軸になり、様々な女性との恋愛の場面がたっぷり。・・・思春期まっただ中の夏に、こういう物語を味わうのもいいかもしれない。 
「「わっ、エロ小説だ」なんて口にする生徒も」

作者の高樹のぶ子さんをお招きして特別授業も実施。
「著者自らが語る、五音と七音を意識した文体について、業平が体現した「雅」について、・・・」

*「名門校の本棚」の編集者(?)の息子さんが、この時の授業で使用された本が家に置かれているのを知り、担当編集者から高樹のぶ子さんにお伝えしたことで、出張授業につながったそうです。



中学生の頃に国語の先生から教えてもらった作品。
「物語は夫の不倫で離婚したもと夫婦が10年ぶりに偶然再開したことから始まり、2人の手紙のやり取りだけで進んでいきます。自体が進展したり新たな局面を迎えたりすることはなく・・・」
「気がつけば、2人はそれぞれの場所でそれぞれの未来を見つめているんです。 ああ、これは主人公たちの再生の物語なのか。」
「と同時に、個人的には人生のかくも早い時期に、「恋愛とは清く美しいものである」という幻想から解き放ってもらうことにもなりました。」
「先日若い現代文の先生が「ラブレターを書く」という授業をやると聞き、「生徒に紹介するならこの本がいいよ」と『錦繍』を薦めました。」
「・・ラブレターを書いた経験がない子がほとんど。だからこそ、この昭和の大人のラブレターの、心をぎゅっとつかむ言葉の魅力に触れてもらえたらいいなと思います。」


「『枕草子』に描かれている定子のサロンやそこに集う人々は、みな明るく美しい。でも、『はなとゆめ』を読めば、現実は美しいばかりでなく、定子や清少納言たちが一族の争いに巻き込まれて翻弄されていたことがわかります。」


大阪市内のマンションに置き去りにされた幼い弟妹が餓死した実際の事件をモチーフに描かれた小説。
小説は、シングルマザー、その母親、置き去りにされる子供の3人の視点で描かれる。


「登場するのは、50歳で有名料理研究家の妻、10歳年下で売れないイラストレーターの夫、妻の有能なアシスタントでもある35歳の夫の恋人の3人。」
「章ごとに語り手が替わり、それぞれの言い分が語られるのですが、そんなこと考えているのか!こんな感情を持つか、普通?など・・・結局、不倫であれ、なんであれ、世の中は当事者にしかわからないことだらけなんですね。」





「国語教育とは何か?論理的な文章を読みこなしたり、実用文を書いたりする力はもちろん大切ですが、お話ししてきたように、小説を含む文学作品だけが連れて行ってくれる場所って確実にあるんです。できるだけ多くの人を納得させるように書かれなければならない文章が歩い方で、そうとしか表現しえない人の心の存在を知る。善悪を超えた、合理的か田舎を超えた、もっと深いところにあるものにも思いを巡らせるきっかけを作ってくれるのが、文学ではないか。」





次のブログでは灘中学校・高等学校の先生の推薦図書についてふれたいと思います。