音楽ジャンルでの一発目は、この曲について書きたいと思います。


浜田省吾さんの1980年発表の「Home Bound」に収録されている曲です。


30年近くたった今でも、ファンの方々から多くの支持を受けていると聞きます。


私が初めてこの曲を聴いたのは、次作「愛の世代の前に」が発表されて

間もない頃だったと思います。


友人に省吾好きなヤツがいて、「君が人生の時」、「Home Bound」、「愛の世代の前に」を

聴いてみろと勧められたのがきっかけでした。


自分にはこの「Home Bound」というアルバムが、その3枚の中で一番影響を受けたもので、

且つ、この「家路」という曲が一番好きな曲でした。

今でも自分の中では、省吾の曲のBEST5に入る曲です。


ただし、この曲についてはひとつだけ言いたいことがあります。


2006年発表の「The Best of Shogo Hamada Vol.2」に

収録された「家路 Remade in 2006」はいらなかったということ。


それは、この曲に中に

「どんなに遠くても、たどりついてみせる」

という歌詞がありますが、この2006年版は

「たどりついちゃった」感が聴きとれてしまうからです。


そりゃ、ここまでのビッグネームになっているんだから、「たどりついちゃった」となっても

仕方ないのですが、それを聴かせることないじゃん!と。

また歌唱力が上がったので、そのように聴かせる歌い方になったのかもしれません。


これは、聴いている人それぞれの感性に依存することなのですが、

私には「Home Bound」収録版で受けた、

焦燥感や「たどりついてみせる」という決意というか、覚悟というか、

それが2006年版で消えてしまったのが、寂しかったですね。


ですから、「家路」を聴く時は「Home Bound」の方を聴きますww


ちなみに私に省吾を勧めた友人も同じ思いをしたそうです。


あとはルカサーのプレイが「Home Bound」版の方では聴けるので、

それがいいですね。


まぁ、30年近く聴いているオリジナルはすでにイメージが完成しているから、

2006年版は不利になるのはしょうがないのですが。


生意気言って、すみません。