河野裕子という歌人をご存じの方はいらっしゃいますか?


私は、和歌にはうとく、知らなかった方でした



その河野裕子という人が


あの奈良の室生寺から突如として私のなかに入ってきました



奈良へ行き、室生寺に惹かれて


魅せられたら私の


とことん調べたい性分に


まずは本を手にしました


室生寺


という題名から、また、その評価から選んだ本


その共著に


河野裕子という名前を見ました



その後、たまに行う


テレビの番組表からの予約


という作業のなか


BSのセレクションのドラマの題名に


見た記憶のある名前をみつけ


なんとなく、予約しました



その後に照らし合わせて


同一人物であることがわかりました



室生寺


のなかの河野裕子は


亡くなる2年前に室生寺を訪れ、その時の様子を書き記していたのでした



室生寺のその本は


先行きの決まった


時間が限られた


河野裕子という人の


その生と室生寺について記されたもののような印象であり


私はなんだか複雑な気持ちにもなりました



そして、ドラマ…


それは、妻を亡くした夫のその後の手記でもあり


妻を偲ぶとともに


死後、その妻の日記をみつけて…の話でもあります



それは、河野裕子とその夫との夫婦の物語でもありました



河野裕子という人


そしてその夫で学者でもある


永田和宏という人



その二人の出会いから


その妻に先立たれたそれから…


そして


室生寺



私にどんなメッセージがあるのだろうか


それはきっと


再び訪れた室生寺にその答えはあるのだろうとして



ますます


室生寺に惹かれ行く私…です



夫の不倫


そしてその発覚



発覚後の夫婦の苦悩のなか


その夫に先立たれた方が私の知り合いにはいましたが



夫婦として存在し


妻を失くす


妻が先に立つ…


という場は


現実として、特に知り合いもなく、その実感を受けとった記憶には薄いところ



夫婦というものは


二人居て夫婦ではありますが


そのどちらかが欠けても


やはり


夫婦であることには変わりないのだろう


そんなことをなんとなく、考えた私でした



室生寺に導かれて見える世界がまた


楽しみでなりません⭐︎



追伸

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